コンクリートポンプ車のCADデータをお探しですね。

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コンクリートポンプ車のCADデータを使いこなそう!現場で役立つ活用術

コンクリートポンプ車のCADデータがあれば、現場での判断がグッと楽になります。「この場所にポンプ車を置けるかな?」「ブームは届くかな?」といった疑問を、図面上でサクッと確認できるんです。

こんな場面で威力を発揮!

CADデータの一番のメリットは、**「できる・できない」がひと目でわかる**こと。例えば:

– 14mから39mまでの色々なブーム長で、どこまで届くか立面図で確認
– アウトリガーの張り出し範囲が道路からはみ出さないかチェック
– バックホーや配管との干渉がないか平面図で検証
– 電線や建物の庇との距離は十分か立面図で測定

これらが全部、CADブロックをクルクル動かしながら即座にチェックできます。施工計画書に使う配置図もそのまま作れるし、お客さんや警察との打ち合わせでも説得力のある資料が作れます。

どこで手に入る?ファイル形式は?

入手先は主に2つあります。

**汎用CADサイト**
– dwg、dxf、jwwファイルが無料でダウンロードできる
– 2t〜10tクラス、14m〜33mブームなど代表的な機種が揃っている
– Jw_cadでも使いやすい

**メーカーのサイト**
– 極東開発工業などが型式別にDXFファイルを公開
– 19m、26m、33m、36m、39mなど細かいバリエーションあり
– 正確な図面が必要な時はこちらがおすすめ

地元の圧送協同組合のサイトも要チェック。実際にどんな車種があるかがわかるので、現実的な計画が立てられます。

作図のコツとチェックポイント

基本設定

– 単位はmmで統一
– ブロックの基点は「後軸中心」か「車体中心」に設定すると回転させやすい

平面図のポイント

– アウトリガーの最大張り出し範囲を表示
– 誘導員が立つスペースも忘れずに
– 危険範囲は色分けして目立たせる
– 歩行者の通り道もちゃんと確保

立面図のポイント

– ブームの角度を意識して描く
– 電線や庇との距離を数値で表示
– 最小設置距離と到達高さを明記

注意事項

– CADデータの寸法は参考値の場合があるので、最終的にはメーカー資料で確認
– レイヤーは「車体」「アウトリガー」「作業範囲」「配管」「注記」に分けると管理しやすい
– よく使う姿勢(走行時・設置時・最大張出し時)はブロック化しておくと便利

どの機種を選ぶ?選定のポイント

圧送方式の違い

**スクイーズ式(ゴム管圧送)**
– 取り回しが楽
– 小〜中規模の現場向き

**ピストン式(油圧シリンダ)**
– 高圧・長距離・高所に強い
– 大規模現場向き

ブーム長の目安

– **14〜20m**:狭い場所や低層建築
– **25〜33m**:一般的な中層建築
– **36m以上**:離れた場所からの作業や高層建築

車格の選び方

2t、4t、8t、10tクラスがありますが、道路の幅や重量制限を必ず確認しましょう。橋を通る時の重量制限も要チェックです。

最後に

CADで「置ける・届く」ことが確認できても、実際の現場で「安全に作業できる」かどうかが一番大切。レンタル会社や圧送組合と早めに相談して、希望する機種が本当に手配できるかも確認しておきましょう。

コンクリートの性状(スランプや骨材サイズ)、必要な吐出量、作業員の配置まで含めて総合的に判断すれば、現場での失敗を防げます。CADデータを上手に活用して、スムーズな施工を実現してくださいね!

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