無料でCAD図面を扱いたいのですね。
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お金をかけずに図面を扱いたい人へ!無料CADで図面作成・編集する方法
パソコンがなくても図面をチェックしたい、急いで簡単な修正をしたい、お金をかけずに図面を描き始めたい——「CAD 無料 図面」で検索している人の多くは、コストを抑えながらもしっかりとした成果物を作りたいと思っているはずです。
結論から言うと、目的に合わせてツールを上手く使い分ければ、図面の閲覧・編集・新規作図・印刷まで、すべて無料でできちゃいます。ここでは、無料で図面を扱うコツや使えるソフト、素材の見つけ方、実際の仕事で使えるやり方をまとめて紹介します。
まずは基本!無料で図面を扱うときの考え方
最初に大切なのは「何をしたいか」をはっきりさせることです。図面を見るだけなのか、ちょっと修正したいのか、ゼロから描きたいのかで、使うツールが変わってきます。
図面のファイル形式は、DWGやDXFが業界標準です。日本の建築業界では、Jw_cadで使われるJWWファイルもよく使われています。
もし相手からDWGファイルをもらったら、まずは無料のビューアソフト(DWG TrueViewなど)で開いて確認しましょう。編集が必要な場合は、一度DXFに変換してからLibreCADやJw_cadで作業すると、データが壊れにくくなります。
文字化けや寸法の崩れを防ぐには、最終的にPDFで出力して見た目を固定しつつ、元データもDWGやDXFで渡すという二段構えがおすすめです。スマホやタブレットでの閲覧は無料でも十分使えますが、編集機能は有料になることがあるので注意しましょう。
これだけは知っておきたい!無料CADソフト一覧
無料で使えるCADソフトは、思っている以上にたくさんあります。
**Jw_cad**は、Windows向けの定番2D CADです。特に建築図面に強く、日本で広く使われています。JWWファイルをそのまま扱えて、DXFでの入出力で他のCADとも連携できます。
**LibreCAD**は、オープンソースの2D CADです。DXFファイルを中心に安定して動き、線の種類やレイヤー、寸法などの基本機能がサクサク使えます。
**QCAD Community版**も2D作図に向いていて、Windows、Mac、Linuxで動くのが便利です。
3Dも含めて使いたいなら**FreeCAD**がおすすめ。3Dモデルから図面を作ることもできます(DWGは変換ツールと組み合わせて使うのが実用的)。
図面を見るだけなら**Autodesk DWG TrueView**が安心です。DWGファイルのバージョン変換もできます。**ODA Viewer**や**ODA File Converter**は、DWGやDXFファイルの表示や一括変換に便利です。
ブラウザで見たいなら**Autodesk Viewer**が手軽で、リンクを共有することもできます。スマホやタブレットでは**DWG FastView**や**AutoCADモバイル版**などが無料で使えて、現場での確認に重宝します(ただし編集機能には制限があることも)。
作業効率アップ!無料の図面素材を活用しよう
図面を描く効率を一気に上げるのが、ブロック(よく使う図形)とテンプレート(ひな形)の活用です。
まずは自分の会社でよく使う枠線やロゴ、用紙サイズ、レイヤーの名前、線の色や太さなどを決めたテンプレートを作っておきましょう。
メーカーが提供するDWGやDXFファイル(設備機器、建材、家具など)は、精度が高くて無料のことが多く、公式サイトからダウンロードすれば安心して使えます。
フリー素材のサイトも便利ですが、利用規約(商用利用OK?再配布は?クレジット表記は必要?)をしっかり確認して、どこから入手したかメモしておきましょう。
ダウンロードした素材は、単位(ミリかインチか)、縮尺、基点、レイヤー構成をチェックして、自分の標準に合わせて整理してから「会社の標準ライブラリ」に登録すると、後で使いやすくなります。
実際の仕事で使える!無料ツールの組み合わせ方
実際の仕事で迷いがちな、ファイルのやり取りと見た目の調整を、無料ツールの組み合わせで安定させる方法を紹介します。
**基本的な流れ:**
1. 外部からDWGファイルを受け取る
2. DWG TrueViewでバージョンを確認、必要に応じてDXFに変換
3. LibreCADやJw_cadで編集
4. 最後はPDF出力(決められた縮尺、線の太さで)
5. 納品はPDF+DWG/DXFの両方
文字は可能な限りTrueTypeフォントを使い、文字化けが起きる場合はPDFで見た目を保証します。
自分が図面を作る場合は、テンプレートで単位・レイヤー・寸法スタイルを統一し、よく使う図形は標準ライブラリから配置。クラウドストレージ(OneDrive、Google Drive、Dropboxなど)でバージョン管理をして、確認作業はブラウザやスマホアプリで共有。現場ではモバイルで確認、オフィスに戻ったらPCで修正という流れが効率的です。
3Dが必要な場合は、FreeCADでモデルを作って図面化し、DXF経由で2D CADに渡すという方法も、すべて無料でできます。
このような役割分担と標準化をきちんとやれば、お金をかけなくても十分実用的な図面作業ができるようになります。
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