4トンダンプの寸法図面をお探しですね。

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4トンダンプの寸法図を現場で使いこなす方法

工事現場で4トンダンプを呼ぶとき、真っ先にチェックしたいのが車のサイズです。門を通れるか、どんな重機で積み込むか、荷台を上げたときに頭上に当たらないか——こうした現場の安全や段取りは、すべて「何センチあるか」で決まります。

今回は、4トンダンプの寸法図の見方から、図面の活用法、積み込みの計画、図面の入手方法まで、現場で本当に役立つポイントをまとめました。

4トンダンプのサイズと図面の見方

4トンダンプの寸法図では、まず車全体の大きさを確認します。よくあるレンタル車両の例だと、全長5,420mm、全幅2,200mm、全高2,490mmくらいです。

次に重要なのが荷台の内側のサイズ。荷台の長さ(約3,400mm)、幅(約2,060mm)、あおりの高さ(約340mm)をチェックしましょう。これは実際に積める荷物の量や、バックホーのバケットが入るかどうかに直結します。

他にも押さえておきたいのが:
– **荷台の地面からの高さ**(約1,085mm):手で積むときや、小さな重機を使うときの参考に
– **ダンプアップ時の最高点**(約4,535mm):荷台を上げたときの高さ。電線や屋根に当たらないかの確認に必須
– **積める重さ**:だいたい3,750kg
– **燃料タンク**:約100L
– **乗車人数**:3人

ただし、メーカーや荷台の種類によってサイズは変わります。実際に使う車の寸法図と車検証で、必ず最終確認をしてください。

寸法図をどう使うか?現場での活用法

寸法図が活躍するのは「入る・積む・上げる」の3つの場面です。

1. 現場に入れるか(進入計画)

車幅にサイドミラーの出っ張りと安全な余裕を足して、通路の幅を考えます。門や柵の開口部、内輪差で縁石に当たらないかまで想定しておきましょう。

2. 荷物を積めるか(積込み計画)

荷台の幅とバックホーのバケット幅が合うか、荷台の長さとバケットが回る範囲のバランスはどうか。待機場所や誘導員の立ち位置も一緒に決めます。

3. 荷台を上げられるか(ダンプアップ)

ダンプアップ時の高さ(約4,535mm)を基準に、上の障害物との距離を確保。屋根、配管、電線、木の枝などは実際に測って、安全な基準を作っておくと安心です。

荷台の高さは、手積みや一輪車用の板を設置するときの設計にも重要。板の長さや角度、耐荷重と合わせて選びましょう。

荷台のサイズから積載量を考える

荷台の内側サイズで、だいたいどのくらい積めるかが分かります。

代表的なサイズ(3,400mm×2,060mm×340mm)だと、箱として計算すると約2.38立方メートル。これに材料の重さ(比重)をかけると重量が出せます。

例えば:
– **湿った土**(1立方メートルあたり1.6~1.8トン)→ 満載で約3.8~4.3トン
– **砕石**(1立方メートルあたり1.6~1.7トン)→ 満載で約3.8~4.0トン

これだと積載重量の3.75トンを超えてしまう可能性があります。実際は山盛りにせず、あおりの高さや目印を使って「体積で管理→重量で管理」に切り替えるのがコツです。

特に重い材料(鉄、アスファルト、ぬかるんだ土など)は部分積みに徹して、積み込み後は伝票や計量器でダブルチェック。荷物が偏ると運転が危険になるので、平らにならして固定することも忘れずに。

いろいろな4トンダンプと図面の入手方法

4トン級でも、深いあおり、特殊なゲート、シート付き、4WD、高床式など、種類によって寸法が変わります。三転ダンプやスライドダンプなどの特殊車両は全く別のサイズになるので、その都度正確な寸法図を手に入れましょう。

**図面の入手方法:**
– レンタル会社のホームページに寸法図やPDFがある場合が多い
– 型式、荷台サイズ、各部の高さ、車両重量、積載重量がまとめて確認できる

**現場用の簡易図面を作るなら:**
– 平面図:通路幅、門の開口部、誘導位置
– 側面図:荷台高、ダンプアップ高、屋根や電線の高さ
– 背面図:荷下ろし方向、バリケード位置

A3用紙に1/100スケールで描くと見やすく、朝礼でも使えます。図面には危険箇所と安全な余裕を赤で示し、重要な寸法(最大外形、荷台内法、ダンプアップ高、車の停止位置)をメモ。最後に「実際の車で現地確認済み」のチェック欄があると、うっかりミスを防げます。

寸法はあくまで目安です。最終的な判断は、実際に手配する車の寸法図・車検証・現地での実測の3つで行いましょう。

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