4tユニック車のCAD図面をお探しですね。
広告
4tユニック車のCAD図面を使いこなそう!現場で役立つ実践ガイド
建設現場でよく見かける4トンのユニック車(クレーン付きトラック)。この車両を使った作業を計画するとき、CAD図面があると本当に便利です。どこに車を停めて、どんなふうに荷物を運ぶのか、周りに十分なスペースはあるのか…こういったことを、図面上で事前にしっかりチェックできるからです。
今回は、4tユニック車のCAD図面の使い方から注意点まで、わかりやすく解説していきます。
CAD図面って何に使うの?
4tユニック車は、街中の狭い現場から広い工場まで、いろんな場所で活躍する働き者です。CAD図面を使う一番のメリットは、車両本体・クレーンのアーム・荷台・安全に必要な余裕スペースを、すべて同じ図面上で管理できることです。
実際の現場では、こんなことを確認する必要があります:
– トラックが通れる道はあるか
– どこに車を停めるか
– クレーンの足(アウトリガー)を広げるスペースはあるか
– 荷物を吊り上げる範囲は十分か
– 上にある電線や建物の出っ張りに当たらないか
– 歩道や車線をどのくらい使うか
これらを平面図と立面図の両方で確認することで、安全で実現可能な作業計画を立てることができます。
4tユニック車ってどんなサイズ?
4tユニック車にはいくつか種類がありますが、レンタルでよく使われるのは、クレーンのアームが3段・4段・5段に伸びるタイプです。
だいたいの大きさはこんな感じです:
– 全長:約8.2m
– 全幅:約2.3m
– 全高:約3.0m
– 荷台の長さ:約5.4m
– 荷台の幅:約2.1m
– 荷台の高さ(地面から):約1.1m
– 乗車人数:3名
– 燃料:軽油(約100L)
積める荷物の重さは約2.5~2.8トンで、クレーンで吊り上げられる重さ(例:4段アームで約2.9トン)とは別物なので注意が必要です。
ただし、これらの数字はあくまで目安。メーカーや型式によって違うので、実際に使う車両の仕様書で必ず確認しましょう。
無料のCADデータを使うときの注意点
インターネットでは、ユニック車の図面データを無料で配布しているサイトがあります。dwg、dxf、jwwなど、主要なCADソフトで使える形式で提供されていることが多いです。
ただし、使う前にこんなことをチェックしてください:
**データの信頼性**
写真を見ながら作った「だいたいの寸法」の図面もあるので、正確な計画には使えません。必ずレンタル会社やメーカーの正式な寸法図と照らし合わせましょう。
**仕様の確認**
– 型式は何か
– アームは何段か
– クレーンは前向き・後ろ向きのどちらに格納されるか
– 安全装置はついているか
**データの使いやすさ**
図面の基準点(車両のどこを中心にしているか)や、レイヤー(図面の階層)がきちんと整理されているかも重要です。
実際に図面を作るときのコツ
CAD図面を作るときは、1:1の実寸で以下の要素を分けて描くのがポイントです:
**レイヤー分けの例**
– 車両本体
– クレーンのアーム
– 荷物
– 安全のための余裕スペース
– 道路や通行帯
**平面図で確認すること**
– 車を停める位置
– アウトリガー(クレーンの足)が占める幅
– クレーンが回転する範囲
**立面図で確認すること**
– アームの角度
– フックの高さ
– 上空の障害物との距離
**道路を使う場合の追加要素**
– 規制する範囲
– コーンの配置
– 誘導員の位置
– 歩行者が通る道
**図面に書き込む情報**
– 車両の型式
– 積載重量
– 吊り上げ能力
– 荷台の寸法
– 必要な最小スペース
まとめ
4tユニック車のCAD図面は、安全で効率的な作業計画を立てるための強力なツールです。無料のデータも活用できますが、あくまで参考程度に留め、最終的には正式な仕様書で確認することが大切です。
図面を作るときは、関係者みんなが理解しやすいよう、必要な情報を整理して記載しましょう。事前の検討が丁寧であればあるほど、現場での作業がスムーズに進みます。
CAD図面を上手に活用して、安全で確実な現場作業を実現してくださいね!
広告