Jw_cadのDXFが壊れる時の対処法をお探しですね。

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Jw_cadのDXFが他のCADで開けない!よくあるトラブルと解決方法

Jw_cadで作った図面をDXFで渡したのに「開けない」「線が消えた」「文字が化けてる」なんて言われたことありませんか?こういう「DXFが壊れる」問題、実はとても多いんです。

原因は主にファイル形式の違いや、文字の扱い方、図形の表現方法が違うからなんです。今回は現場でよく起こる問題と、その対策をわかりやすく説明しますね。

こんな症状が出たら要注意!原因も教えます

よくある困った症状

– ファイルが全く開かない
– 読み込み途中でCADが落ちる
– 寸法やハッチング(模様)が消える
– 線種がすべて実線になってしまう
– 日本語が「□□□」になる

なぜこんなことが起こるの?

**1. DXFのバージョンが合わない**
古いR12や新しい2004では、使える機能が違います。複雑なハッチングや曲線は、古いバージョンでは表示できないことがあります。

**2. 文字化けの問題**
Jw_cadは日本語の処理方法が独特で、「φ」「±」「°」などの記号や日本語フォントが他のCADでうまく表示されないことがあります。

**3. 図面が複雑すぎる**
細かすぎるハッチング、重なった線、座標がおかしい図形などがあると、読み込みに失敗します。

**4. 環境の違い**
画像やフォントなど、相手のパソコンにないものを使っていると問題が起きます。

Jw_cad側でできる予防策

問題を防ぐには、図面を作るときから気をつけることが大切です。

基本的な注意点

– **ファイル名・レイヤ名は英数字で**:「図面1」ではなく「Plan1」のように
– **フォントは標準的なものを使う**:MS Gothicなど、相手も持っているフォント
– **記号の使い方を工夫**:φの代わりにAutoCAD形式の%%cを使う
– **寸法は正確に**:見た目だけ合わせた数値変更はNG

図面をきれいにする

– **ハッチングは控えめに**:細かすぎると重くなります
– **重複した線を削除**:同じ場所に何本も線があると問題の元
– **3D要素をなくす**:Z座標は0に統一
– **不要な画像や参照は削除**:軽くて安全な図面に

安全なDXF変換の手順

変換前の準備

1. **元データをバックアップ**:必ず別名で保存
2. **図面をお掃除**:重複線削除、不要レイヤ整理
3. **座標をリセット**:全選択してZ=0に
4. **単位・縮尺を確認**:mm表示かm表示かはっきりさせる

DXF保存時の設定

– **バージョン選択**:相手に合わせて2000/2004、ダメならR12
– **文字は単純に**:特殊な文字や記号は避ける
– **曲線はポリラインに**:複雑な曲線は直線の集まりに変換

保存後のチェック

– ファイルサイズが異常に大きくないか
– 他のCAD(LibreCADなど)で開けるか試してみる
– 文字化け、寸法、ハッチング、線種をチェック

受け取った側でできる修復方法

AutoCADなど他のCADで受け取った側でも、いろいろ試せることがあります。

AutoCADでの修復手順

1. **RECOVERコマンド**:壊れたファイルの修復
2. **AUDITコマンド**:エラーの自動修正
3. **PURGEコマンド**:不要なデータの削除
4. **OVERKILLコマンド**:重複線の除去

設定の調整

– **単位設定**:mmとmを合わせる
– **フォント設定**:日本語フォントに置き換え
– **線種設定**:線種を再読み込み
– **尺度調整**:表示サイズを調整

最終手段

どうしてもダメな場合は、問題のある部分だけを切り分けて、少しずつ読み込んでみましょう。原因がわかれば対処しやすくなります。

まとめ

DXFの問題は、送る側の準備と受け取る側の対処、両方で解決できます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると自然にできるようになります。

大切なのは「相手の環境を考えて図面を作ること」です。シンプルで標準的な作り方を心がければ、トラブルはぐっと減りますよ。

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