Jw_cadでの作図の練習問題をお探しですね。

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Jw_cadで建築図面を描けるようになろう!初心者向け練習問題で段階的にマスター

Jw_cadは無料で使える2D CADソフトの定番で、建築図面を学ぶのにぴったりです。でも、機能がたくさんあって「何から始めればいいの?」と迷ってしまいますよね。そんな時におすすめなのが、テーマごとに分けた練習問題を順番にクリアしていく方法です。

この記事では、CAD初心者の方でも挫折しにくいように、通り芯を描くところから壁や窓・ドア、文字や寸法、最後の印刷まで、一つの建物を完成させる流れで説明していきます。

まずは練習の準備をしよう:3ステップ学習法と環境設定

上達の近道は「見る→真似する→一人でやる」の3ステップです。最初は操作の流れを見て覚え、次に同じ寸法で真似して描き、最後は自分で寸法を決めてゼロから作図してみましょう。

おすすめの設定

– **用紙**:A3サイズ
– **縮尺**:1/100
– **単位**:mm
– **レイヤ構成**:
– 0_通り芯
– 1_壁
– 2_寸法
– 3_文字
– 4_建具

レイヤごとに色や線の種類を変えると、どの部分がどのレイヤなのか分かりやすくなります。補助線は専用のレイヤに描いて、後で消しやすくしておきましょう。

よく使う機能(コピー、平行線、伸縮、切り取り、消去、拡大縮小など)はショートカットキーを覚えると作業がグッと楽になります。1つの課題に20〜40分程度かけて、焦らず進めるのがコツです。

練習問題1:図面の土台を作ろう(通り芯と基準線)

最初は建物の骨組みとなる通り芯を描いてみましょう。

課題の内容

– A3用紙、1/100の縮尺で作図
– 横方向の通り芯:1〜5(3640mmピッチ)
– 縦方向の通り芯:A〜E(3640mmピッチ)
– 図面の周りに1000mmの余白を確保

描き方のコツ

1. 画面の中心あたりに、まず横線と縦線を1本ずつ描く
2. コピー機能を使って決まった間隔で並べる
3. 線の種類は「中心線」、色は薄めに設定すると見やすい
4. 交点に小さな目印を付けておくと、後で線を引く時に便利

通り芯だけのレイヤを表示して、線がきちんと等間隔に並んでいるかチェックしましょう。他のレイヤは一旦非表示にしておくと、ミスに気づきやすくなります。

練習問題2:壁と窓・ドアを描こう

通り芯ができたら、いよいよ壁と開口部を描いていきます。

課題の内容

– 外壁の厚さ:150mm
– 内壁の厚さ:100mm
– 910mmモジュールで2部屋+廊下
– 窓の幅:1650mm
– ドアの幅:780mm

描き方のコツ

1. 通り芯を基準に、平行線で壁の中心線を描く
2. 壁の厚さ分だけ内側と外側にコピーして壁を作る
3. 交差する部分は「トリム」機能で整える
4. 角は「面取り」や「フィレット」で丸くすると綺麗に仕上がる

窓やドアは四角形で下書きしてから、ドアには開く方向を示す円弧を描きます。一度作った窓やドアは「図形登録」しておけば、他の場所でも簡単に使い回せて便利です。

建具は専用のレイヤに置いて、壁より濃い色にすると見分けやすくなります。部屋の名前も仮で入れておくと、全体のバランスが確認できます。

練習問題3:仕上げをしよう(記号・寸法・文字・印刷)

最後に、図面として完成させるための仕上げ作業です。

やることリスト

1. **通り芯の記号**:丸い枠の中に「1〜5」「A〜E」の文字を入れる
2. **寸法線**:全体の寸法→細かい寸法の順番で入れる
3. **文字**:縮尺1/100なら寸法文字は2.5〜3.0mm、説明文字は2.0〜2.5mmが読みやすい
4. **タイトル欄**:図面の名前、縮尺、作図者、日付を記入
5. **印刷**:PDF出力前に印刷範囲をチェック

最終チェックポイント

– 通り芯の間隔は正しい?
– 壁の厚さは間違ってない?
– 窓やドアのサイズは適切?
– ドアの開く方向は正しい?
– 各レイヤの表示・非表示は適切?
– 線の種類や太さは見やすい?

さらにスキルアップするには

基本ができたら、こんな発展課題にも挑戦してみましょう:
– 部分的な詳細図を1/50で描いてみる
– 建具の一覧表を作成する
– よく使う操作のショートカットキーを増やす

最初は時間がかかっても大丈夫。繰り返し練習することで、必ず操作に慣れて早く正確に描けるようになります。一つずつクリアして、CAD操作をマスターしていきましょう!

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