Jw_cadの使い方をお探しですね。

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無料で使える2次元CAD「Jw_cad」を覚えよう!

CADって聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、Jw_cadなら初心者でも大丈夫。無料で使えて、建築や機械設計など色々な分野で活躍している人気のソフトです。今も新しいバージョンが出続けているので安心して使えますよ。

この記事では、ダウンロードから基本的な使い方、ちょっとした裏技、そして図面を印刷・共有するところまで、順番に説明していきます。最初に画面の見方とレイヤの使い方を覚えて、次に線の描き方や編集方法、最後に便利な機能を覚えれば、きっとスムーズに作業できるようになりますよ。

まずはJw_cadをダウンロードして設定しよう

Jw_cadは公式サイトから無料でダウンロードできます。インストールして最初に起動したら、まず基本設定を整えましょう。単位はmmにしておくのがおすすめです。縮尺や補助線の間隔、文字のフォント、寸法の見た目なども最初に決めておくと、後で楽になります。

画面を見ると、真ん中の大きな部分が図面を描くところ。上や横にはボタンが並んでいて、下には座標やスナップの状態が表示されます。

Jw_cadの面白いところは「クロックメニュー」という機能。マウスの右ボタンを押しながら時計の針のようにドラッグすると、メニューが出てきます。慣れると、マウスをあまり動かさなくても色々な機能を使えて便利です。

マウスの使い方も覚えておきましょう。左クリックで点を指定、右クリックでキャンセルやメニュー表示、ホイールで拡大・縮小ができます。キーボードのショートカットも覚えると、もっと速く作業できるようになりますよ。

「スナップ」という機能も大切です。線の端っこや交わった点、真ん中などにピタッと合わせてくれるので、正確な図面が描けます。必要に応じてオン・オフを切り替えながら使いましょう。

作図を始める前に「レイヤ」を準備するのもポイント。レイヤは透明なシートのようなもので、外形用、寸法用、文字用など用途別に分けておくと、後で表示・非表示を切り替えたりロックしたりできて便利です。

レイヤを使い分けて図面を描こう

新しい図面を作るときは、まずレイヤを用途別に分けましょう。例えば「外形」「寸法」「文字」「設備」のように分けておくと管理しやすくなります。用紙のサイズと縮尺も最初に決めておきましょう。

基本的な図形は、直線・四角形・円・円弧・平行線・中心線・連続線などを使って描きます。材質を表現したいときは、ハッチという機能で塗りつぶしや模様を付けることもできます。

文字を入れるときは、高さとフォントを統一すると見やすい図面になります。寸法を入れるときは、矢印の形や数値の表示方法を事前に設定しておくと良いでしょう。

正確に描くコツは「読取」機能を上手に使うこと。線の端点や交点はもちろん、接線や垂直な点なども自動で見つけてくれるので、きれいな図面が描けます。

図面を修正するときは、コピー・移動・拡大縮小・線の切断・角の処理・分割などの編集機能を使います。線の色や太さ、種類は後から変更することもできるので、最初はあまり気にしなくても大丈夫です。

よく使う図形は「ブロック」として登録しておくと、何度でも呼び出して使えて便利です。基準となる点を決めておくと、配置するときも楽になりますよ。

「戻る」「進む」や範囲選択、削除の操作は体で覚えるくらい使うので、何度も練習して慣れておきましょう。

作業を速くする便利な機能

寸法や座標の計算は、表計算や式計算の機能を使うと間違いが減ります。例えば、部材の間隔や開口部の位置を式で管理しておけば、数値を変えるだけで全体が更新されます。

「パラメトリック変形」を使えば、規格寸法のバリエーションを簡単に作れます。「線記号変形」では記号や断面記号を一発で配置でき、距離や角度を正確に指定することもできます。

測量データや通り芯は座標ファイルで読み込めるので、他のソフトとのデータ交換も可能です。「外部変形」という機能を使えば、自動的に加工や変換、リスト作成なども行えます。

日影図や天空図、簡単な3D表示機能もあるので、設計の検討段階で活用できます。

さらに専門的な作業では、Jw_cadをベースにした業務特化ソフトもあります。上下水道の申請図を自動作成したり、電気・空調・衛生設備の図面と見積もりを連動させたりできるものもあり、図面を描きながら同時に積算作業も進められるので大幅な時短になります。

図面を印刷・共有するときの注意点

図面を印刷する前に、用紙サイズ、縮尺、ペンの設定(色ごとの線の太さ)、線種のスケール、文字の大きさなどをチェックしましょう。印刷プレビューで見た目を確認して、読みやすさやサイズ感をチェックするのも大切です。

寸法は「図形化」して確定させ、表記が統一されているかも確認しましょう。

ファイルを保存するときは、基本的にはJw_cad専用のJWWやJWC形式を使います。他のCADソフトとやり取りするときはDXF形式で書き出しましょう。相手の環境を考えて、フォントや線種、参照している画像も一緒に送ることを忘れずに。

PDFで保存すれば、CADソフトがない人でも図面を見ることができて便利です。

画像を使っている場合は、解像度やファイルパスに注意して、データを整理して不要な部分を削除すれば、ファイルサイズも小さくできます。

環境設定をエクスポートしておけば、別のパソコンでも同じ操作感で作業できます。チームで作業するときは、レイヤの名前の付け方や縮尺、記号ライブラリ、印刷の基準などをドキュメントにまとめて、テンプレートを共有すると、みんなが同じ品質で速く作業できるようになりますよ。

まとめ

Jw_cadは無料とは思えないほど高機能で、慣れれば本当に使いやすいソフトです。最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、基本操作から順番に覚えていけば、きっと図面作成が楽しくなりますよ。ぜひ実際に触ってみて、自分なりの使い方を見つけてくださいね。

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