4tユニック車のCADデータの使い方をお探しですね。
広告
4tユニック車のCADデータを手に入れて工事図面をサクサク作ろう!
工事の計画を立てるとき、4tユニック車の正確な大きさがわかるCADデータがあると、作業がびっくりするほど早くなります。「この道を通れるかな?」「アウトリガーを張り出すスペースは足りる?」「回転するときにぶつからない?」といった確認が、図面上でパパッとできるからです。
この記事では、4tユニック車のCADデータを「どこでもらえて」「どんな形式で」「どう使って」「何に気をつければいいか」を、実際の現場目線でまとめました。無料でダウンロードできる場所やメーカーが提供するデータの使い方も含めて、すぐに役立つポイントをお伝えします。
4tユニック車のCADデータってどんなもの?
4tユニック車は、中型トラックにクレーン(ユニック)を載せた現場の頼れる相棒です。CADデータとしては、上から見た図(平面図)と横から見た図(立面図)がセットになったものが使いやすく、AutoCADのdwg/dxf形式やJw_cadのjww形式で配られることが多いです。
よく使われている無料データは、古いバージョンのAutoCAD(2004年版など)でも開けるようになっているのが便利なところ。代表的な仕様は「4tユニック、4段ブーム、2.93t吊り、いすゞフォワード、クレーンは後ろ向きに格納」といった感じです。
データには車体の外形、荷台の長さ、運転席まわりの形、ブームをしまう位置、アウトリガーの場所などが描かれています。最初に自分の会社の図面ルールに合わせて、単位や縮尺、挿入する基準点を整えておくと、次の現場でもすぐに使えて便利です。
無料でダウンロードできる場所とファイル形式
無料でダウンロードできるサイトでは、「ユニック車 CADデータ」として2t、3t、4t、7t、10tがまとめて提供されていることが多く、dwg/dxf/jwwの3つの形式が揃っていることがほとんどです。「建設機械」「ユニック車」「自動車・乗り物」といったカテゴリーを探してみてください。
建機レンタル会社の「無料CADデータ」ページも要チェックです。荷役機械や車両機械のコーナーに、トラック積載型クレーンの外形図が用意されている場合があります。
メーカーが直接提供するデータ(タダノや古河ユニックなど)は、機種ごとの正確な外形や作業できる範囲の図が手に入るのが魅力です。ユーザー登録が必要な場合もありますが、精度の高いデータが欲しいときにはおすすめです。
ダウンロードする前に、利用条件(どこまで使っていいか、他の人に配ってもいいかなど)とバージョン情報を確認しましょう。もしファイルが開けない場合は、dxf形式で試してみるか、推奨されているバージョンで保存し直すとうまくいきます。
いくつかのサイトを見て回ると、同じ4tでもクレーンの向き(前向き/後ろ向き)や運転席の幅(ワイド/標準)などのバリエーションが見つかって、現場の条件に合わせやすくなります。
実際に使うときのコツと注意点
無料の4tユニックCADデータは、写真を見ながら「だいたいこんな感じ」で作られていることがあり、メーカーの正式な寸法とは少し違う場合があります。施工計画書や道路使用許可の図面で使うときは、実際の車両の仕様書と照らし合わせて、必要なら寸法を微調整しましょう。
特に大事なのは、クレーンが後ろ向きか前向きかの確認です。これによって平面図での見え方や占める場所が変わってきます。
平面図では、アウトリガーを広げる範囲、角材を置く位置、作業できる円の範囲、ぶつかりそうな既存の建物などを一緒に描きます。立面図では、ブームの角度とフックの高さの軌跡を重ねて、電線や庇との接触をチェックします。
データを挿入したら、まずスケール(1/100、1/200など)と基準点を確認し、レイヤーをロックして色分けするのを習慣にしましょう。現場の検討では2t、4t、10tを並べて比較すると、台数や段取りの最適化に役立ちます。
承認用の図面には「参考外形図(実際の寸法要確認)」などの注意書きを入れておくと、後でトラブルになりません。
もっと効率よく使うためのワザ
毎回レイアウトを一から描くのは面倒なので、4tユニックのデータを「動的ブロック」にしておくと作業がぐんと楽になります。例えば、ブームの伸び縮み、角度の切り替え、アウトリガーの収納/展開、前向き/後ろ向きの表示切り替え、運転席の幅切り替えなどをパラメーター化すると、1つのファイルでいろんなパターンに対応できます。
属性情報に「メーカー/型式/最大吊り荷重/車両重量/全長全幅/アウトリガー張出し幅」を入れておいて、図面の表と連動させれば、書類作成も時短できます。
3DやBIMとの連携が必要なら、dwg/dxfからSketchUpやIFC形式に変換して、見通し検討に活用する方法もあります。
データライブラリーを管理するときは、ファイル名に「重量-格納方向-ブーム段数-対応縮尺-版数」を付けて、更新履歴を残すのがコツです。メーカーが配布している作業半径図や安定度曲線は別のレイヤーに取り込んでおいて、必要なときに重ねられるようにしておくと、現場での打ち合わせですぐに対応できます。
もし欲しい仕様のデータが見つからない場合は、配布サイトのリクエスト窓口やレンタル会社に相談してみてください。近い仕様のデータを提供してもらえる可能性があります。
広告