Jw_cadをWindows10で使う方法をお探しですね。
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Windows 10でJw_cadを使いこなそう!初心者でもわかる導入・設定ガイド
Jw_cad(通称JWW)は、日本で多くの人に愛用されている無料の2D CADソフトです。Windows 10でもちゃんと動きますが、長い間使われてきたソフトなので、Windows 10ならではの注意点がいくつかあります。今回は、インストールから設定、困ったときの対処法まで、初めて使う方でも迷わないように分かりやすく説明していきますね。
Windows 10で使うときの基本的な考え方
Jw_cadは32bitのソフトですが、Windows 10の64bit版でも全然問題なく動きます。特別な互換モードを使う必要もありません。最新版のJw_cadと新しいプリンタードライバーを使うのが、安定して動かすコツです。
ただし、Windows 10では「ユーザーアカウント制御(UAC)」という機能が強化されています。これがJw_cadの設定や図形データの保存を邪魔することがあるんです。
そこで大切なのが、インストール場所の選び方です。「Program Files」のような特別なフォルダではなく、自分が自由に使えるフォルダ(例:C:\JWWやドキュメントの中)にインストールしましょう。こうすると、設定ファイルや図形データもスムーズに保存できて、バックアップも簡単になります。
インストールと最初の設定
まずは公式サイトから最新版をダウンロードして、先ほど説明した書き込み可能なフォルダにインストールします。
初めて起動したら、環境設定を開いて次のような項目を確認してみてください:
– 作業で使う単位の設定
– 線の色や種類
– 寸法の表示スタイル
– 自動バックアップの間隔
ファイルの関連付けも設定しておくと便利です。.jww(図面ファイル)や.jws(図形ファイル)などをJw_cadに紐付けると、エクスプローラーでダブルクリックするだけで開けるようになります。
Windows 10の更新で関連付けが外れてしまうことがあるので、そのときは設定アプリの「既定のアプリ」から直せることも覚えておきましょう。
また、外部変形という便利な機能を使うとき、WindowsのSmartScreenが「危険かもしれない」と判断してブロックすることがあります。信頼できるところから入手したファイルなら、ファイルのプロパティでブロックを解除してくださいね。
よくある困りごとと解決方法
起動しない・設定が保存されない
インストール先の書き込み権限を確認してみてください。Program Filesに入れてしまった場合は、C:\JWWなどに移動すると解決することが多いです。
画面がぼやける・文字や線が小さい
高解像度のモニターで起こりがちな問題です。jww.exeファイルを右クリックして「プロパティ」→「互換性」→「高DPI設定の変更」を開き、「高DPIスケーリングの上書き」をチェックして、「アプリケーション」や「システム(拡張)」を試してみてください。
印刷で線が薄い・消える
プリンタードライバーを最新版に更新したり、出力解像度を確認したり、Jw_cad側の線幅設定を見直してみましょう。プレビューと実際の印刷結果が違う場合は、用紙設定とプリンターの設定が合っているかチェックしてください。
文字が表示されない・違うフォントになる
Windowsにインストールされているフォントで代替するか、プロジェクト内で使うフォントを統一して保存し直すと改善されます。
ペンタブで右クリックが勝手に動作する
Windowsの「ペンとタッチ」設定で、”長押しによる右クリック”を無効にすると安定します。
もっと快適に使うためのコツ
Jw_cadの良いところは、インストールフォルダをそのままコピーするだけで別のパソコンでも使えることです。定期的に次のものをバックアップしておきましょう:
– 図形庫(.jwsファイル)
– 外部変形
– よく使うテンプレート図面
– 環境ファイル(.jwf)
動作を軽くするには:
– 不要な常駐ソフトを減らす
– クラウドストレージの同期対象から作業中の図面フォルダを外す
– ショートカットキーを活用する
– よく使うレイヤーや寸法スタイルをテンプレート化する
最後に、Windows 10の大きな更新があった後は、ファイルの関連付けやプリンター設定、画面表示の設定がリセットされることがあります。更新後は一度動作確認をする習慣をつけておくと安心ですよ。
これらのポイントを押さえれば、Windows 10でもJw_cadを快適に使えるはずです。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば長く安定して使えるソフトなので、ぜひ試してみてくださいね。
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