ユニックのCADデータをお探しですね。
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ユニックCADって何?使い方から注意点まで分かりやすく解説
ユニックCADとは、トラックに付いているクレーン(みんな「ユニック」って呼んでますよね)の形や動く範囲を図面にしたデータのことです。工事の計画を立てたり、道路を使う許可を取ったりするときに、とても便利なんです。今回は、初めて使う人でも迷わないよう、基本的な使い方を説明していきます。
ユニックCADを使うとこんなに便利!
ユニックCADは主に2Dの図面データで、車の形やアウトリガ(車を安定させる足)の張り出し具合、ブームの動きなどが分かるようになっています。
これを現場の図面と重ねて見ることで、次のようなことが事前にチェックできます:
– 現場まで無事に入れるか
– どこに車を置けばいいか
– 回転するときに何かにぶつからないか
– 上空に電線や木の枝がないか
特に道路で作業するときは、アウトリガがどのくらい広がるかを正確に示すことが大切です。これがあれば、工事の計画書や道路使用の申請書類がぐっと説得力を持ちますし、関係者みんなが「なるほど、こうなるのね」と理解しやすくなります。
手書きのスケッチだと見落としがちな問題も、CADデータなら早めに気づけるのが最大のメリットです。
どこで手に入る?3つの入手方法
1. メーカーの公式サイト
ユニッククレーンを作っているメーカーが、機種ごとにCADデータを公開しています。サイトに載っていなくても、近くの販売店に聞けば用意してくれることが多いです。
2. フリー素材サイト
無料でユニック車の図面を提供しているサイトがあります。2トン車から10トン車まで、いろんなサイズがそろっていて、AutoCADやJw_cadなど、よく使われるソフトの形式で提供されています。
例えば「2トン車の3段ブーム」「4トン車の4段ブーム」といった感じで、ブームを後ろに格納するタイプと前に格納するタイプの違いも分かるようになっています。
3. レンタル会社のサイト
建機をレンタルしている会社が、無料CADデータのページを作っていたり、メーカーサイトへのリンクをまとめてくれていたりします。
どの方法で入手するときも、使用条件(転載していいか、商売に使っていいかなど)を確認して、実際に使う予定の機械の仕様と合っているかチェックしましょう。
上手に使うためのコツ
データの形式について
よく使われるのはDWG、DXF、JWWという形式です。少し古いバージョン(AutoCAD 2004など)に合わせてあることが多く、いろんな会社とやり取りするのに便利です。
取り込むときの注意点
– 単位(mmかmか)と縮尺を最初に確認
– 線の種類や色を統一
– レイヤーを「車の外形」「アウトリガ」「ブームの動く範囲」「安全設備」などに分けておく
こうしておけば、いくつかのパターンを比較するのが楽になります。
実際の作業では
平面図では車の通り道と置く場所を、立面図では上にある障害物(ひさしや電線、木など)とフックの高さを一緒に確認します。必要に応じて作業できる範囲を円で描いて、道路や歩道にどのくらい余裕があるかも書き込んでおきましょう。
気をつけたいポイント
寸法は必ず確認を
無料の図面データは参考寸法の場合があります。必ず実際に使う予定の機械(車種、ブームの段数、格納方向、大きさ、重さなど)の正確な仕様と照らし合わせてください。
安全性のチェックも忘れずに
– 作業できる範囲と持ち上げられる重さは性能表で確認
– 地面が重さに耐えられるか
– 他のクレーンとぶつからないか
– 人や車の通り道は確保できているか
– 安全設備や誘導員の配置は適切か
これらも図面に書き込んでおくと、関係者との打ち合わせがスムーズに進みます。
重い車両は特別な許可が必要
総重量が20トンを超えるような大きな車両は、特別な通行許可が必要になることがあります。搬入ルートと道路管理者との相談は早めに始めましょう。
記録はしっかりと
最終的な図面は「CADデータ+性能表+現場の条件メモ」をセットで保管し、変更があったときは履歴をきちんと残しておきます。これでトラブルを防いで、品質も保てます。
まとめ
ユニックCADを上手に使えば、工事の計画がぐっと楽になり、安全性も向上します。最初は慣れないかもしれませんが、基本を押さえて実際に使ってみれば、きっとその便利さを実感できるはずです。
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