足場図面をJw_cadで無料で作る方法をお探しですね。
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足場図面を無料で作る!Jw_cadと無料データの活用術
足場の計画図を早くて正確に作るには、使いやすいソフトと部材のデータがあるかどうかが決め手になります。建設現場でよく使われているJw_cadは無料で使えて、最近では足場部材のCADデータを無料で配っているメーカーも増えてきました。今回は「足場 jwcad 無料」というテーマで、無料で使えるものの見つけ方やDXFデータの使い方、図面をもっと良くするコツまでを、実際の仕事で役立つ視点でまとめてみました。
無料で使えるJw_cadで足場図面の基本をマスター
Jw_cadは日本で作られた無料の2D CADソフトで、建設業界ではとても人気があります。足場の平面図や立面図、断面図を描いたり、材料の数を数えたりするのにとても便利です。画面の拡大縮小やレイヤーの管理、よく使う図形の登録などがサクサク動いて、現場で変更があってもすぐに対応できます。
足場図面では、くさび緊結式や次世代足場の標準的な描き方をベースに、支柱の間隔や手すりの配置、開口部の処理、壁つなぎの位置など、同じような作業を何度も繰り返すことが多いです。Jw_cadの「図形登録」や「線の色・種類」をあらかじめ決めておいて、部材をシンボル化したりレイヤーを分けたりしておけば、無料のソフトでも有料のCADに負けない効率で作業できます。
メーカーの無料CADデータを見つけよう!信和のDXFデータ活用法
足場部材の形や寸法を一から描くのは時間がもったいないです。多くのメーカーが自社の製品のCADデータやカタログを無料で公開していて、例えば信和株式会社では会社案内や製品カタログと一緒に、足場図面用のCADデータを無料でダウンロードできます。
配布されているのはZIPファイルで、解凍するとDXF形式になっています。DXFに対応したソフトが必要ですが、Jw_cadなら問題なく読み込めます。主要な部材(シンワキャッチャーやシンワキャッチャーB、次世代足場SPSなど)が中心で、細かい部品まではない場合もあるので、必要に応じて自分で図形を作って追加しましょう。
メーカーが配布しているデータの良いところは、「サイズが正確」で「最新の仕様に合っている」ことです。図面の正確性が上がるだけでなく、材料の拾い出しや安全書類を作るときにも役立ちます。
Jw_cadでDXFを取り込む手順と実際に使うコツ
手順はとても簡単です:
1. メーカーのサイトから必要な足場CADデータをダウンロードして、ZIPファイルを解凍
2. Jw_cadでDXFファイルを開く(「ファイル」→「開く」でDXFを選択)
3. 単位をmm基準で確認して、縮尺を合わせる
4. 読み込んだ部材は「図形登録」でシンボル化して、支柱・布・手摺・巾木・壁つなぎ・ブラケットなど種類別にレイヤーを分ける
5. 線の種類・太さ・文字のスタイルを自社の標準に合わせる
実際に使うときは、ブロック(図形)がバラバラの線になってしまうことがあるので、基準点を統一して回転や左右反転で使い回しやすいように登録しましょう。また、破線のピッチがおかしくなったら線種尺度を調整します。寸法のスタイルは実寸と尺度の関係でズレやすいので、テンプレート図にまとめておくと安定します。
よく使う配置(スパン3.6m、踏板500mm幅など)を「部材配置セット」として保存しておくと、配置や数量計算が一気に早くなります。
無料でも品質の高い図面を作るためのチェックポイント
無料のデータを使っても、品質の高い図面は作れます。チェックするポイントは:
**1. 仕様の確認**
採用する足場方式(くさび緊結式・次世代SPSなど)と図形の品番・長さが合っているか
**2. 構造の確認**
建物の寸法と支柱の間隔、階の高さと布・手摺の高さの関係、ブラケット・開口部処理で干渉がないか
**3. 安全・法令の確認**
先行手摺、巾木、隙間塞ぎ、壁つなぎの間隔や取付高さなど、最新の基準とメーカーの使用条件に合っているか
**4. 図面表現の確認**
レイヤー、線の色、注記、数量表、点検表などの付属情報を整備して、変更履歴を残す
メーカーが配布しているCADデータは主要部材だけのことが多いので、養生や昇降設備、荷受けステージなどは自分で図形を作って補いましょう。
最後に、ダウンロード元の最新カタログで寸法・許容荷重・使用条件を必ず再確認してください。DXFデータは正しくても、図面の使い方が間違っていれば安全は保てません。無料のリソースを「正しく組み合わせる」ことが、現場で信頼される足場図面を作る一番の近道です。
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