DWGとJWWの変換フリーソフトをWindows10で使いたいのですね。

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DWGをJWWに無料で変換する方法:Windows10で実際に使える手順まとめ

DWGファイルをJWWに変換したいけど、どの方法が一番確実なの?そんな疑問を持つWindows10ユーザーの方に、実際の現場で使える変換方法をご紹介します。無料でできる方法から、よくあるトラブルの解決策まで、わかりやすく解説していきますね。

まずは基本を押さえておこう

DWGはAutoCADでおなじみの図面形式で、JWWはJw_cadの標準保存形式です。残念ながらJw_cadはDWGファイルを直接開くことができないので、何かしらの変換作業が必要になります。

無料での変換を考えるとき、「何のために使うか」を最初に決めておくのがポイントです。

– **ちょっと確認したいだけ** → DWGビューアで十分
– **編集や寸法拾いをしたい** → しっかり変換が必要
– **とにかく急いでいる** → オンラインサービスが便利

Windows10なら、大きく分けて3つの方法があります:
1. DWG → PDF → JWWの二段階変換(おすすめ)
2. オンラインの変換サービス(手軽)
3. DXF経由での変換(安定性重視)

一番確実な方法:PDF経由の二段階変換

個人的に一番おすすめなのが、この方法です。オフラインで完結するし、変換後の品質も安定しています。

手順1:DWG TrueViewでPDFを作る

まず、Autodeskの無料ソフト「DWG TrueView」をダウンロードしてインストールします。これでDWGファイルを開いて、PDFに出力していきます。

**PDFを作るときのコツ:**
– プリンタは「Microsoft Print to PDF」を選択
– 用紙サイズは図面に合わせて設定
– 印刷範囲は「窓」で必要な部分だけを指定
– 尺度をしっかり確認(1:1、1:100など)

窓で範囲を指定すると、不要な部分が入らないのでJWW変換後の処理が楽になります。

手順2:PDF to JWWで最終変換

次に「PDF to JWW(pdf2jww)」というフリーソフトを使います。先ほど作ったPDFを読み込んで、JWWファイルに変換すれば完了です。

ベクター形式のPDFなら、線や円がちゃんとJw_cadの要素として取り込まれるので、後から編集もできます。

**注意したいポイント:**
– 文字は化けることがある(後で打ち直し前提で)
– ハッチパターンは崩れやすい
– 寸法の矢印は調整が必要な場合も

完璧ではありませんが、実用レベルには十分なります。

手軽に済ませたいならオンラインサービス

「ソフトをインストールするのは面倒…」という方には、オンラインの変換サービスがおすすめです。「DARE」などのサービスなら、DWGファイルをアップロードするだけでJWWに変換してくれます。

**メリット:**
– インストール不要
– 操作が簡単
– 複数の形式に対応

**注意点:**
– 月の変換回数に制限がある
– 機密図面の場合は利用規約を要確認
– ネット環境が必要

社外秘の図面を扱う場合は、機密部分のレイヤーを非表示にしてからアップロードするなど、情報管理にご注意ください。

昔ながらのDXF経由も侮れない

DWG → DXF → JWWという流れも、実は結構使えます。DXFは中間形式として昔から使われているので、線種やレイヤーの情報が比較的きれいに保たれることが多いんです。

「DWG2DXF」のような無料ソフトでDWGをDXFに変換して、Jw_cadで読み込むだけ。シンプルですが、意外と安定しています。

よくあるトラブルと解決方法

文字が化けてしまう

これは本当によくあります。原因は主にSHXフォントの問題です。

**対策:**
– PDF出力時にTrueTypeフォントに置き換える
– 変換後にJw_cadで文字を打ち直す
– 最初から文字は後処理前提で考える

尺度がおかしい

PDFを作るときの設定が原因のことが多いです。

**対策:**
– 用紙サイズと図面サイズを合わせる
– 印刷尺度を正確に設定
– 窓指定で範囲をしっかり決める

ファイルが開けない

DWGのバージョンが新しすぎる場合があります。

**対策:**
– DWG TrueViewで古いバージョンに保存し直す
– 外部参照(Xref)がある場合はバインドする
– 画像が含まれている場合は埋め込みに変更

ハッチが崩れる

密度の高いハッチパターンは変換で破綻しがちです。

**対策:**
– 変換前に一時的にハッチを非表示にする
– 変換後にJw_cadで再作成
– 簡単なパターンに置き換えてから変換

用途に応じた使い分けのすすめ

最後に、どの方法を選ぶかの判断基準をまとめておきます:

**閲覧・トレースが中心** → PDF経由がおすすめ
**レイヤー情報を残したい** → DXF経由を試す
**とにかく急いでいる** → オンラインサービス
**機密性が重要** → オフライン手順を選択

完璧な変換は無料では難しいですが、用途に応じて使い分ければ、実務で十分活用できるレベルの変換は可能です。どうしても品質が足りない場合は、有償の変換サービスをスポット的に使うのも一つの手ですね。

まずは気軽に試してみて、自分の用途に合った方法を見つけてください。きっと作業効率がアップしますよ!

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