DXFファイルをJWWに変換する方法をお探しですね。

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DXFをJWWに変換する方法:失敗しないコツと対処法

DXFは多くのCADソフトで使える共通のファイル形式で、JWWはJw_cad専用の保存形式です。DXFをJWWに「変換」したいとき、実は2つのパターンがあります。ただファイルをダブルクリックで開けるようにしたいだけの場合と、本当にファイル形式を変える必要がある場合です。今回は、基本的なやり方から、うまくいかないときの解決法、たくさんのファイルを一度に処理するコツまで、実際の仕事で困らないポイントをまとめました。

1. 一番確実なやり方:Jw_cadで開いてJWW形式で保存する

最もシンプルで失敗が少ないのは、Jw_cadでDXFファイルを開いて、JWW形式で保存し直すことです。

**手順**
1. Jw_cadを起動
2. 「ファイル→開く」で変換したいDXFファイルを選択
3. ファイルが開いたら「ファイル→名前を付けて保存」
4. 「ファイルの種類」でJWWを選んで保存

**うまく読み込めないときのチェック項目**
– 寸法や文字が崩れている → 読み込み設定で単位(mm/inch)や縮尺を確認
– 文字化けしている → フォントの置き換え設定を調整
– それでもダメなら → 相手にDXFをR12形式で保存してもらう

R12形式は古いですが、余計な情報が少なくて読み込みが安定します。文字化けや表示の問題がかなり減るので、困ったときの定番です。

保存したら、レイヤーの構成や縮尺、印刷プレビューまでしっかり確認してから使いましょう。

2. 「自動でJWWにならない」のは変換の問題じゃないかも

職場でよくある相談:「他の人のパソコンではDXFがちゃんと開くのに、自分のだけダメ」

これは実は変換の問題ではなく、「関連付け」の設定が違うだけのことが多いです。他の人のパソコンでは、DXFファイルをダブルクリックしたときにJw_cadが自動で起動するように設定されているだけなんです。

**設定の直し方(Windows)**
– 方法1:DXFファイルを右クリック→「プロパティ」→「プログラム」の「変更」→Jw_cadを選択
– 方法2:設定→アプリ→既定のアプリ→「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」→.dxfにJw_cadを指定

ただし注意!関連付けを変えても、ファイル自体はDXFのままです。本当にJWW形式にしたいなら、上の方法で保存し直してください。

3. 開いても「真っ暗」「文字化け」するときの対処法

DXFを開いても何も表示されない、文字が化けている、図面がおかしい…そんなときのチェックリストです。

**真っ暗で何も見えないとき**
– 全体表示(ズーム全体)で図面が画面外にないか確認
– 全レイヤーを一時的に表示オンにする
– 背景色と線の色のコントラストを調整
– 図面がペーパー空間にだけあるかも → 送る側にモデル空間で保存してもらう

**寸法や大きさがおかしいとき**
– 単位の違いが原因(inch→mmだと25.4倍違う)
– 読み込み時の単位設定を確認

**文字化けするとき**
– フォントがパソコンにインストールされていない
– 代替フォントを指定する
– DXFをR12形式で保存してもらう

**その他のコツ**
– ブロックや特殊要素が多いと崩れやすい → 送る側で分解してもらう
– 不要なレイヤーを削除して軽くしてもらう
– 図面が原点から極端に離れた場所にあると見つからない → 全体表示で確認

4. たくさんのファイルを一度に処理したいとき

プロジェクトで大量のDXFファイルをJWWに変換したり、レイヤー名や線の種類を会社の標準に合わせたりする場合は、専用のツールを使うと効率的です。

**変換ツールの活用**
ProTRANSのような変換ソフトなら、JWW/DXF/DWG/PDFなど色々な形式を一括で変換できます。レイヤーや線の色、フォントの置き換えもまとめて設定できるので便利です。

**運用ルールを決めておく**
– DXFはR12形式で受け取る
– 単位はmm統一
– 代替フォント表を共有
– 色と線種の変換表を作成
– 保存後のチェック項目を明確にする

**二段階での処理**
汎用CADソフトでDXFをきれいにしてから(不要な要素を削除、単位統一など)、Jw_cadでJWW保存する方法も現場では使われています。

**大切なのは検証**
目的が「誰のパソコンでも同じように見えること」なら、変換の精度をしっかり確認する仕組みを作ることが一番の近道です。

まとめ

DXFとJWWの変換は、基本を押さえれば決して難しくありません。まずはシンプルな方法から試して、問題が出たら一つずつ対処していけば大丈夫です。

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