Jw_cadをバージョンアップする方法をお探しですね。
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Jw_cadのバージョンアップ、実は今やっておいた方がいい理由
建設や設備の現場で長年愛用されているJw_cad。「今のまま使えてるし、わざわざ変える必要ある?」と思う方も多いでしょう。でも実は、そのまま放っておくと、じわじわと問題が出てくるんです。今回は、なぜバージョンアップした方がいいのか、どうやって失敗せずに進めるかを、現場目線でお話しします。
なんでバージョンアップが必要なの?
一番の理由は、パソコン環境の変化についていくためです。Windowsは定期的にアップデートされるし、プリンターのドライバーも変わります。古いJw_cadのままだと、印刷がおかしくなったり、文字がずれたり、他のソフトとうまく連携できなくなったりします。
最新版にしておけば、図面の表示や印刷が安定して、「あれ?レイアウトが崩れてる!」なんてトラブルが減ります。それに、Jw_cadをベースにした専門ソフト(水道工事の申請書を作るものや、電気工事の見積もりと連動するものなど)も、新しい環境で使うことを前提に作られています。
つまり、バージョンアップは「新しいものが好き」というよりも、チーム全体で同じ環境を使って、図面作成から見積もり、申請まで、スムーズに作業するための「メンテナンス」なんです。
失敗しない更新の進め方
仕事を止めずに移行するには、準備が9割です。
1. まずはバックアップをしっかりと
現在使っている設定ファイル、線の種類、パターン、フォント、よく使う部品、外部変形、プリンター設定、テンプレートなど、すべて保存しておきます。
2. テスト環境で確認
いきなり本番で使わず、別のパソコンや仮の環境で新バージョンを試してみます。普段よく使う図面(いろんな縮尺や文字、複雑なパターンを使ったもの)で、表示や印刷がちゃんとできるかチェックします。
3. 他のソフトとの相性も確認
見積もりソフトなど、Jw_cadと連携するソフトがある場合は、それらも一緒にアップデートするか、互換性を事前に調べておきます。
4. みんなで一斉に切り替え
更新は平日の真ん中は避けて、変更点と「何かあったときの戻し方」をチーム全員に伝えます。切り替えた最初の1週間は「様子見期間」として、印刷結果や他のソフトとの連携がうまくいっているかを重点的にチェック。万が一のときのために、古いバージョンもしばらく残しておきます。
バージョンアップで広がる可能性
最新版にすると、周辺ソフトの便利な機能をフル活用できるようになります。
電気や空調、設備の分野では、図面を描くだけで材料の拾い出しや見積書の作成まで自動でやってくれるソフトがあります。上下水道関係では、Jw_cadの使いやすさはそのままに、立面図や縦断図を自動で作ったり、申請書類を短時間で仕上げられるツールもあります。
さらに、メーカーのカタログがたくさん入った見積もり専用ソフトと組み合わせれば、図面→材料拾い→見積もりの流れがとてもスムーズに。工事の台帳と連動させれば、現場から経営まで、すべての情報がつながって、同じデータを何度も入力する手間がなくなります。
こうした連携ソフトも、新しい環境での動作を前提にしているので、Jw_cadを更新することで、全体の作業効率がぐっと上がるんです。
よくある心配事とその解決法
**「古い図面は開けるの?」「今まで作った部品は使えるの?」**
→ 事前にテスト環境で確認するのが一番確実です。
**文字や印刷のずれが心配**
→ フォントを統一して、印刷設定をルール化しておけば大丈夫です。
**外部変形やマクロはどうなる?**
→ 対応状況を調べて、必要なら代わりのものを用意してチーム全員に配ります。
**どのくらいの頻度で更新すればいい?**
→ 年に1〜2回、OSの大きな更新が落ち着いてから検討するのがおすすめです。
大切なのは、チーム全員が同じバージョン、同じ設定で使うこと。設定の配布は自動化して、更新計画は一枚の表にまとめておくと管理しやすくなります。
また、IT関連の設備投資で税制優遇を受けられる場合もあるので、コストと効果、税金面のメリットを合わせて考えると、導入の判断がしやすくなります。
まとめ
Jw_cadのバージョンアップで大切なのは、「仕事を止めない」「何かあったら元に戻せる」「チーム全員が同じ環境」の3つです。面倒に感じるかもしれませんが、一度やっておけば、その後の作業がずっとスムーズになります。
「今のまま使えてるから」と後回しにするよりも、計画的に進めることで、現場の生産性向上と将来のトラブル回避、両方を実現できますよ。
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