Jw_cadの足場図面の素材をお探しですね。
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Jw_cadで足場計画図をサクサク描くコツ
足場の図面をJw_cadで描くとき、毎回ゼロから始めていませんか?実は、よく使う部品を「図形ライブラリ」として準備しておいたり、レイヤの使い方を工夫するだけで、作業スピードが格段にアップします。特にクサビ式足場は部品のサイズが決まっているので、一度テンプレートを作ってしまえば、図面作成から材料の数量計算まで一気にできちゃいます。
まずは「部品セット」を作ろう
Jw_cadでは、よく使う図形を「ブロック」として保存できます。足場でいえば、支柱、布、手摺、階段、ブラケットなどの部材を図形化しておくのがポイントです。
クサビ式足場は600mm、900mm、1200mm、1500mm、1800mmといった決まったサイズで組み立てるので、それぞれのサイズの部材セットを作っておきましょう。例えば「1200mmの布と手摺のセット」「ブラケットと巾木のセット」といった具合です。
また、図面でよく使う寸法(建物から足場までの距離350mm、足場の幅600mmなど)も、すぐに呼び出せるようにテンプレート化しておくと便利です。レイヤも「下書き用」「確定線用」「数量拾い用」と分けて準備しておけば、作業がスムーズに進みます。
平面図の描き方:下敷きから始めよう
まず、建物の設計図(CADデータやPDF)を下敷きにします。PDFの場合は少し寸法がずれることがあるので、あくまで参考程度に使うのがコツです。PDF2JWWなどの変換ソフトを使うと、Jw_cadで読み込みやすくなります。
足場の配置は下書き用のレイヤで始めます。建物の壁面から内側に350mm離して建地(足場の柱)の中心線を引き、そこから600mm幅で足場を配置していきます。600mmから1800mmまでのモジュールをうまく組み合わせて、全体のバランスを取りましょう。
建地の位置が決まったら、準備しておいた部材ブロックをコピーして配置していきます。窓などの開口部や、建物の形に合わせて欠き込む部分も、ブロック化しておくと作業が早いです。
寸法は最低限、以下を入れておきましょう:
– 建物の基準線から建地中心まで
– 建地同士の間隔
– 建物から足場の端まで
– 足場全体の長さ
立面図・断面図:平面図からコピーして作ろう
立面図や断面図は、平面図をコピー・回転して作ると、位置のズレを防げます。建物の基準線と建地の位置を書き込んでから投影すると、間違いが少なくなります。
建地のつなぎ目は、現場での作業のしやすさを考えて、同じ高さで揃えるのが基本です。一番下のジャッキベースは100mm程度、最大でも200mm以下に収まるよう調整します。建物の高低差を見ながら、建地の長さを決めていきましょう。
立面図・断面図用の部品も準備しておくと便利です:
– 手摺と巾木のセット
– 先行手摺
– 階段・はしご
– ブラケット
– 筋交い
– 壁つなぎ金物
– ネット・養生シートの記号
これらの部品は、挿入する基点と回転の基準を統一しておくと、図面の整合性が保てます。
数量の拾い出しも一緒にやっちゃおう
材料の数量を計算するなら、図形に分かりやすい名前をつけておくのがコツです。例えば「支柱-1.8m」「布-1.5m」「手摺-1.2m」「ブラケット-400」といった具合です。
数量拾い用の専用レイヤを作って、そこに部材を配置します。図面では見えない位置にある部材も、実際には必要なので忘れずに配置しましょう。
Jw_cadの集計機能を使えば、図形名や文字から材料の数を自動で計算できます。とても便利なので、ぜひ活用してください。
運用のコツ:チェックを忘れずに
作業をスムーズに進めるため、以下のポイントを押さえておきましょう:
**レイヤ管理**
– 下書き線、確定線、数量用のレイヤをきちんと分ける
– 色分けして、どの段階の作業かすぐ分かるようにする
**寸法チェック**
– PDFや画像を使う場合は、必ず寸法を実測して確認する
– 分かっている寸法で照合してから作業を進める
**テンプレート活用**
– 案件ごとにテンプレートをコピーして使う
– 現場に合わせて初期設定(離れ、足場幅、階高など)を調整してから開始
**安全チェック**
– 壁つなぎの位置
– 昇降設備の配置
– 開口部の処理
– 手摺の高さ
これらの項目をチェックリスト化して、図面と数量表を見比べながら確認すれば、設計から発注まで一貫してJw_cadで管理できます。
最初は準備に時間がかかるかもしれませんが、一度仕組みを作ってしまえば、その後の作業が驚くほど楽になりますよ。
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