Jw_cadの2.5D機能の使い方をお探しですね。
広告
Jw_cadの2.5D機能で図面に立体感をつけよう!
無料で使えるCADソフト「Jw_cad(JWW)」は、主に2D図面を描くためのソフトですが、実は「2.5D」という便利な機能があるんです。この機能を使うと、普通の平面図に高さの情報を加えて、簡単な立体図を作ることができます。本格的な3Dソフトほど高機能ではありませんが、建物を斜め上から見た図や、立体的な図面をパッと作れるので、お客さんへの説明や設計の検討にとても役立ちます。
2.5Dって何?どんな立体図が作れるの?
2.5Dは、完全な3Dモデルを作るのではなく、2Dの図形に「高さ」の情報をプラスして立体的に見せる機能です。Jw_cadには最初からこの機能が入っていて、主に3つの見せ方ができます。
**鳥瞰図**:斜め上から見下ろしたような図
**アイソメ図**:立体を分かりやすく表現する技法で、設計図でよく使われます
**透視図**:遠近感がついた図で、実際に見た感じに近い表現
本格的な3Dソフトのような複雑な編集はできませんが、平面図からすぐに立体感のある図を作れるのが大きな魅力です。
実際の操作方法-平面図から立体図を作ってみよう
まずは普通に2D図面を描きます。例として、10m×5mの建物の輪郭を四角形で描いてみましょう。縮尺は1/100に設定します。
次に、画面上のツールバーから「2.5D」を選ぶか、メニューの「その他→2.5D」をクリックします。すると画面の上の方にコントロールバーが表示されます。
ここで建物の高さを入力します。例えば2階建てなら「20000,0」と入力(20,000mm=20m)。このとき注意したいのが単位です。設定でm単位かmm単位かを確認して、平面図と合わせておきましょう。
高さを入力したら、建物の輪郭の角の部分をクリックして高さ情報を設定します。クリックした場所の近くに数字が表示されます。この数字を消したいときは、その数字をダブルクリックすればOKです。
最後に、コントロールバーで見たい表示方法(鳥瞰・アイソメ・透視)を選べば完成です!
見せ方のコツ-3つの表示方法を使い分けよう
表示方法を選んだら、「左」「右」「上」「下」のボタンで見る角度を変えることができます。
**用途別の使い分け方**
– **アイソメ**:まずはこれで全体の形を確認
– **鳥瞰**:全体を見渡したいときに便利
– **透視**:お客さんに見せるときに実際の見え方に近くて分かりやすい
透視図は角度によって「下から見上げている」ように見えることもあるので、線の太さや色を工夫するのがポイントです。手前の線を太く、奥の線を細くすると、より立体的に見えます。
図ができあがったら「作図」ボタンを押して図面に反映させます。面に色を塗ったり、ハッチング(模様)を入れたりすると、さらに見やすくなります。
実際に使うときの注意点とコツ
**レイヤーを分けよう**
平面図と立体図は別々のレイヤーに分けるのが基本です。同じレイヤーに描くと、平面図と立体図が重なって見づらくなってしまいます。
**単位を統一しよう**
mとmmが混在すると、図面のサイズがおかしくなります。2.5Dを使う前に、必ず設定を確認しましょう。
**見やすさを工夫しよう**
線の色や太さ、塗りつぶしなどを使い分けると、初めて見る人にも分かりやすい図になります。壁・床・屋根などを色分けするのも効果的です。
**限界を知っておこう**
2.5Dは手軽で便利ですが、あくまで簡易的な立体表現です。複雑な形の編集や詳細な検討には向いていません。ざっくりとした検討やお客さんへの説明には2.5Dを使い、詳しい3D検討が必要なときは専用の3Dソフトを使う、という使い分けが大切です。
完成した図はPDFで保存したり、他のCADソフトで開けるDXF形式で保存したりして、みんなで共有できます。Jw_cadの2.5D機能を使えば、短時間で分かりやすい立体図が作れるので、ぜひ試してみてください!
広告