Jw_cadのクレーンデータをお探しですね。
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Jw_cadでクレーンの図面を作ろう!データの探し方から使い方まで
建設現場でクレーンを使う時は、どこに置いてどう動かすかを図面で示さなければいけませんよね。Jw_cadでこうした施工計画図を作る時、クレーンの正確な大きさや作業範囲を描けるかどうかが、図面の出来を大きく左右します。
実は、インターネット上にはクレーンのCADデータがたくさん公開されています。JWW形式はもちろん、DXFやDWGファイルも手に入るので、これらを上手に活用すれば効率よく正確な図面が作れますよ。
どんなクレーンデータが手に入る?
工事現場でよく使われる「ラフテレーンクレーン(通称:ラフター)」のデータが特に充実しています。探し方は主に3つあります。
**1つ目は、JWW形式を直接配布しているサイト**
Jw_cadユーザーにとっては一番手軽ですね。ダウンロードしてすぐに使えます。
**2つ目は、いろんな形式をまとめて提供している素材サイト**
DWG、DXF、JWWをセットで配布していることが多く、用途に応じて選べて便利です。
**3つ目は、クレーンメーカーの公式サイト**
TADANOやKATO、KOBELCOといった有名メーカーが、自社製品のデータを提供しています。
データは容量別(10t、25t、50t、100tなど)や機種名別に整理されていて、平面図・立面図の外形、アウトリガを張り出した時の寸法、ブームの長さなどが分かるようになっています。
おすすめのダウンロード先
**建設資材系のダウンロードサイト**では、25t級を中心にTADANOやKATOの人気機種がJWWとAutoCAD用で用意されています。全長・全幅・全高・重量・最大吊上能力といった基本スペックと性能表もセットになっているので、機種選びの参考にもなります。
**素材配布サイト**では、25tや50tクラスのラフターを平面・立面でDWG・DXF・JWW形式で無料提供しているところが多いです。「メーカーカタログをトレースした簡略版」という位置づけですが、施工計画図を手早く作るには十分使えます。
**KATO公式の「データ提供サービス」**は特におすすめです。機種リストから仕様書のPDF、2D DXF、3D STP(機種によって有無あり)が入手できます。アウトリガの反力計算ツールなども案内されていて、申請書類や詳細な検討をする時にとても頼りになります。
Jw_cadで実際に使ってみよう
**JWWデータの場合**は簡単です。そのまま読み込んで、図面の縮尺や単位(通常はmm)に合わせて配置するだけ。原点位置や回転角度を調整して、適切な場所に貼り付けましょう。
**DXFやDWGの場合**は少し手間がかかります。Jw_cadでDXF入力する時は、レイヤの設定に注意が必要です。元データでは部品ごとに細かくレイヤが分かれているので、「外形」「作業範囲」「文字」「補助線」などに整理し直すと後で編集しやすくなります。
線の種類や色、太さは会社の標準に合わせて統一しましょう。文字が化けることもあるので、フォントの確認も忘れずに。
**作業半径を検討する時**は、ブームの長さと作業範囲図、アウトリガを張り出した状態を分かりやすく表示します。平面図では旋回する軌跡や最小回転半径、立面図ではブームの角度やフックの高さを寸法で示すと良いでしょう。他の建物や構造物との干渉をチェックするための補助線も引いておくと、後で確認する時に便利です。
使う時の注意点
これらのデータは施工計画図、施工計画書、道路使用許可申請、重機配置計画、クレーン作業届など、いろんな場面で活用できます。
ただし、**利用規約は必ずチェック**してください。二次配布の禁止、商用利用の制限、出典表記の義務などが定められていることがあります。
また、多くのサイトで配布されているのは「カタログをトレースした簡略版」です。正式な許可申請や安全審査に提出する最終版では、メーカー公式の仕様書やCADデータで確認することをおすすめします。
**Jw_cadでDXFを読み込む時**は、寸法のスケールがずれたり、レイヤが欠けたり、円弧の表示が変わったりすることがあるので、取り込み後は必ず点検しましょう。
**忘れてはいけないのは現地条件**です。アウトリガの反力や路面の耐荷重は図面だけでは判断できません。地盤の強度、敷鉄板の計画、上空の障害物なども併せて検討する必要があります。
最後に、同じ「25t級」でも機種や年式によって寸法や性能が違うことがあります。図面には必ず機種名と仕様版を明記して、後で確認できるようにしておきましょう。
これらのポイントを押さえて活用すれば、Jw_cadでも十分実用的なクレーン計画図が作成できますよ!
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