Jw_cadで机配置図を作成する方法をお探しですね。
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オフィスの席替えを楽にする!Jw_cadで机配置図を作ろう
オフィスの席替えや新しいレイアウトを考えるとき、机の配置図がサッと作れると話し合いがスムーズに進みますよね。無料で使える2D CAD「Jw_cad」なら、手書きよりも修正が簡単で、Excelよりも自由に描けます。配置パターンの比較や、以前作った図面の再利用もとても便利です。ここでは、初めての人でも迷わずに作れる手順と、実際の仕事で役立つ配置のコツをわかりやすく説明します。
1. 机配置図を描く前に準備しよう
まずは基本情報を整理しましょう。部屋の正確な寸法(壁から壁までの距離、柱や梁の出っ張り、窓やドアの位置、コンセントやLAN口の場所)を調べて、図面の大きさに合わせて縮尺を決めます。一般的なオフィスなら、A3用紙に1/50、A4用紙なら1/100の縮尺が扱いやすいでしょう。
Jw_cadでは最初に図面の枠を設定すると作業がしやすくなります。右側のツールから「印刷」を押してプリンター設定を確認し、画面上部の「回転」で90°回転を選んで、「枠書込」で用紙の枠を表示させます。用紙の向きを最初に決めておくと、途中で混乱することがありません。
次に「基本設定」で単位をmm(ミリメートル)に設定し、格子の間隔をレイアウトに合わせて調整します。例えば600mmの格子にしておくと、机のサイズや通路の幅がピタッと合いやすくなって、きれいに並べられます。
最後に、図面を用途別のレイヤ(層)に分けるのがとても大切です。例えば:
– A=建物(壁・柱・ドア)
– B=家具(机・椅子)
– C=設備(コピー機・収納)
– D=文字(寸法・席番号)
レイヤを分けておくと、検討するときに必要な部分だけ表示できて、間違いも減ります。
2. 部屋の形と机の基本パターンを作ろう
最初に部屋の形を正確に描きます。基準線を引いてから、外側の線→内側の線→壁の厚さの順番で作図します。柱や梁、ドアの開く方向、窓の位置もしっかり入れておくと、後で人の通り道を考えるときに役立ちます。
次に「机と椅子」をセットにした部品を作ります。例えば幅1400×奥行700mmの長机、幅1200×奥行600mmのコンパクト机など、よく使うサイズを数種類用意して、椅子やワゴンも一緒にした「標準セット」を作成します。これを図形として登録しておけば、コピーや回転で簡単に量産できます。
Jw_cadは線に沿って配置する機能が優秀なので、メインの通路を基準線にして机セットを並べると、ずれることなくきれいに配置できます。向かい合わせの島型や、壁沿いの列型など、レイアウトのパターンを「図形グループ」として保存しておくと、案を変更するときがとても楽になります。
机と机の間隔や壁からの距離は寸法線で明示し、「家具」レイヤにまとめておくと見やすくなります。コピー機やロッカーは、本体の大きさだけでなく、前に人が立って作業するスペースも含めた”使用範囲”の四角形を作っておくのがポイントです。
3. 歩きやすく使いやすい配置のコツ
見た目がきれいに揃っていても、歩きにくかったり話しにくかったりする配置では、実際に使うときにストレスになってしまいます。
メインの通路は1200〜1500mm、サブの通路は900mm程度の幅を確保し、非常口や避難経路は家具でふさがないようにします。プリンターやシュレッダーの周りには600〜800mmの作業スペースと、順番待ちの人が立てるスペースも考えておきます。
チーム単位で「島」を作る場合は、情報共有に使うホワイトボードや掲示板に近い場所にしたり、お客さんが通る道と普段の作業の道が交差しないよう配慮します。窓際のまぶしさや、エアコンの風が直接当たる場所の快適性も、仕事の効率に大きく影響します。
電話が多い席は通路の端や音を吸収する材料の近くに、集中して作業する席は人通りの少ないエリアに配置しましょう。配線計画も忘れずに。床のコンセントからケーブルが届く距離か、延長タップをどこに置くか、通路でケーブルをまたがなくて済むかをチェックします。
Jw_cadでは人の動きを線で描いて、距離を測ることができます。よく使う移動ルートの距離を目で見えるようにすると、改善点が見つかりやすくなります。複数の案を比較するときは、レイヤをコピーして「案A/B/C」にしておけば、印刷時に切り替えるだけで話し合いがスムーズになります。
4. 仕上げと共有、見直しの進め方
仕上げでは寸法、席番号、名称、凡例を整理します。机同士の間隔、通路の幅、壁からの距離、設備の前の作業スペースは必ず寸法を記入しましょう。席番号は部署コード+番号(例:営業-12)にすると、配席表と照らし合わせやすくなります。
Jw_cadの「印刷」設定で用紙サイズと縮尺を確定し、プレビューで枠内にきちんと収まるか確認します。必要に応じて90°回転したり、余白を調整したりして、レイアウト図面として体裁を整えます。
PDFで出力したり、JWWデータで共有したりして関係者にチェックしてもらい、修正点があれば「注記(赤)」レイヤに追記すると、変更の履歴がわかりやすくなります。
実際の運用では、席数や通路幅の分布、移動距離、人間関係(上司と部下、営業と総務など)を簡単にチェックして、想定される作業の流れをシミュレーションしてボトルネックを見つけ出します。
Excelでも間取りは描けますが、四角い記号を並べる程度で、修正や精度に限界があります。頻繁に変更がある机配置図では、2D CADの強み(修正しやすい・正確・レイヤ管理)が活かされます。
テンプレート(図面枠・レイヤ構成・標準机セット・凡例)を作っておけば、次回の席替えは「部品の入れ替え」だけで完了します。無料で多くの人が使っているJw_cadなら、社内でのデータのやり取りや覚える手間も最小限で済み、継続的に使い続けるのに最適です。
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