Jw_cadでのアイソメ図の書き方をお探しですね。
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Jw_cadでアイソメ図を描こう!立体的な図面で伝わりやすさアップ
平面図だけだと、どうしても立体的な関係が分かりにくいことってありますよね。そんな時に役立つのがアイソメ図です。Jw_cadは基本的に2次元のCADですが、実は「高さ」の情報を加えることで、立体的に見えるアイソメ図を作ることができるんです。配管工事や建築の検討、日当たりの確認など、いろんな場面で活用できる便利な機能を、今回は分かりやすく説明していきます。
アイソメ図って何?Jw_cadではどう作るの?
アイソメ図(アイソメトリック図)は、立体を斜めから見たような図のことです。縦・横・奥行きの3つの方向が同時に見えるので、物の形や位置関係がとても分かりやすくなります。
Jw_cadは「2Dのソフト」と思われがちですが、実は線や図形に高さの情報を付けて、立体的に表示する機能があります。本格的な3Dソフトほど複雑ではありませんが、「平面図に高さを付けて立体的に見せる」という用途には十分使えます。配管の図面や建物の説明資料など、「立体的な関係を分かりやすく伝えたい」時にとても重宝します。
作り方の流れ:平面図から立体表示まで
1. 平面図を準備する
まずは普通に平面図を描きます。壁や配管、柱など、立体にしたい部分をきちんと線で描いて、レイヤーを分けて整理しておきます。線と線がちゃんと繋がっているかも確認しておきましょう。
2. 高さ情報を入力する
画面左下のツールから「日影」を選びます。すると画面上に「高さ」を入力する欄が出てきます。例えば「5」と入力してから、高さ5にしたい線をクリックすると、その線に高さの情報が付きます。うまくいくと、線の端っこに高さの数字が表示されます。
3. アイソメ表示に切り替える
「2.5D」ボタンを押して、「アイソメ」を選ぶと、画面が立体的な表示に変わります。「左」「右」「上」「下」のボタンで見る角度を変えられるので、一番見やすい角度を探してみましょう。
うまくいかない時のチェックポイント
アイソメ図がうまく作れない時は、たいてい最初の平面図に問題があります。
レイヤーの整理
寸法線や文字と、実際の図形が同じレイヤーに混ざっていると、変なところに高さが付いてしまうことがあります。高さを付けたい線だけを別のレイヤーに分けておくと安心です。
線の繋がりをチェック
線の端っこが微妙に離れていたり、同じところに線が重なっていたりすると、高さがうまく付きません。拡大して線の端をよく見て、「伸縮」機能で線をきちんと繋げたり、余分な線を削除したりしましょう。
重複した線を整理
同じ場所に線が何本も重なっていると、動作が重くなったり、思った通りに表示されなかったりします。色を変えて重複をチェックして、不要な線は削除しておきましょう。
もっと上手に作るコツ
見やすい角度を選ぶ
アイソメ図は「見せ方」がとても大切です。大事な部分が隠れないよう、いろんな角度から見て、一番分かりやすい向きを選びましょう。
色や塗りつぶしを活用
重要な部分は「ソリッド」で薄く色を付けると、前後の関係がもっと分かりやすくなります。
レイヤーを使い分ける
高さの数字は作業用のレイヤーに入れて、印刷する時は非表示にできるようにしておくと便利です。
基準を決める
地面を高さ0として、すべての高さをその基準で統一しましょう。途中で基準がバラバラになると、おかしな図になってしまいます。
少しずつ慣れる
最初は簡単な形から始めて、「日影→2.5D→アイソメ→回転」の基本操作に慣れることが大切です。
アイソメ図が描けるようになると、図面の説明力がグッと上がります。最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばとても便利な機能です。ぜひチャレンジしてみてください!
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