Jw_cadの裏図について情報をお探しですね。
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Jw_cadの「裏図」を使いこなそう!効率アップの秘訣を教えます
CADで作業をしていると、「他の図面を見ながら描きたいな」と思うことってありませんか?そんなときに便利なのがJw_cadの「裏図」機能です。建築や設計の現場では定番のテクニックで、使いこなせるようになると作業がグッと楽になりますよ。
今回は、裏図って何?という基本的なところから、実際の使い方、うまく活用するコツ、困ったときの解決法まで、分かりやすく説明していきます。
裏図って何?どんなときに使うの?
裏図とは、今作業している図面の後ろ側に、参考用の別の図面を重ねて表示する機能のことです。まるで透明な紙を重ねるような感じですね。
後ろに表示された図面は編集できないので、間違って消してしまう心配もありません。主に次のような場面で活躍します:
– **既存の建物に改修を加える図面を描く**
– **構造図と設備図を重ねて、配管が梁にぶつからないかチェック**
– **測量図の上に建物の配置を検討**
– **手描きの図面をCADでなぞり描き(トレース)**
裏図を使うメリットは3つあります。
1. 参考図面を間違って壊さない
2. 参考図面の濃さや印刷するかどうかを自由に調整できる
3. どこを修正したかが一目で分かりやすい
特に図面の照合作業では、裏図を薄いグレーにして、修正部分を濃い色で描くと、変更点がパッと分かって便利です。
基本的な使い方をマスターしよう
裏図を使う基本的な流れはこんな感じです:
1. **メインで作業する図面を開く**(新しく作ってもOK)
2. **参考にしたい図面ファイルを準備**(JWW、JWC、DXFなど)
3. **裏図として読み込んで、位置を合わせる**
4. **裏図の表示設定を調整**(色の濃さ、印刷するかなど)
5. **メインの図面で作業開始!**
ここで一番大切なのは、**最初にきちんと位置を合わせること**です。基準点(通り芯の交点や座標の原点など)をしっかり決めて、縮尺や回転も正確に合わせましょう。ここでズレがあると、後でどんどん誤差が大きくなってしまいます。
また、裏図は薄いグレーや水色にして、作業中の図面は濃い色にすると見やすくなります。印刷については、チェック用なら裏図も一緒に印刷、お客さんに渡す最終図面では裏図は印刷しない、といった使い分けをするのがおすすめです。
作業をもっと効率的にするコツ
基準をしっかり決める
通り芯や主要な寸法線など、表と裏で共通の基準を決めておきます。位置合わせは「1点目で基準点を合わせる→2点目で回転を調整→3点目でスケールを確認」の順番で進めると確実です。
見やすい色使いにする
– **裏図**: 薄いグレーや淡い青色、細い線
– **作業図**: 濃い黒や赤、標準の線幅
– **文字や寸法**: 作業図側を濃く、裏図側は邪魔にならない程度に
表示の切り替えを簡単にする
「チェック用」「作図用」「印刷用」など、用途別の表示パターンを作っておくと、ワンクリックで切り替えられて便利です。
スナップ機能を使い分ける
線をなぞるときはスナップをONに、最終調整のときはOFFにすると、意図しない場所にくっついてしまうのを防げます。
更新作業を楽にする
元の図面が変更されたとき、同じファイル名で上書きすれば、位置合わせをやり直さなくて済みます。変更点を確認するときは、古い版をさらに薄い色で残しておくと、どこが変わったかすぐ分かりますよ。
困ったときの解決法
位置がうまく合わない
よくある原因は縮尺や単位の違いです。読み込むときの設定や、図面の原点の取り方を見直してみましょう。特に海外から来たDXFファイルは、単位がインチになっていることがあるので注意が必要です。
印刷で裏図が出てこない・消えない
裏図の印刷設定を確認してください。用途に応じてON/OFFを切り替えて、印刷プレビューで最終チェックを忘れずに。
動作が重くなる
細かいハッチングや大量の文字、画像ファイルが原因かもしれません。不要な部分は非表示にしたり、図面を部分ごとに分けて読み込んだりすると軽くなります。
線が見にくい
裏図の色や線の太さを調整しましょう。背景色とのコントラストを考えて、作業図の線と重ならない色を選ぶのがコツです。
文字が化けてしまう
フォントの問題です。よく使うフォントを事前に統一しておいたり、代替フォントの設定をしておくと安心です。
まとめ
裏図は「安全に参考図面を見ながら、効率よく作業する」ための便利な機能です。
– **基準点をしっかり合わせる**
– **見やすい色使いを心がける**
– **用途に応じて表示や印刷を切り替える**
この3つのポイントを押さえれば、Jw_cadでの裏図機能をうまく使いこなせるようになります。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると作業スピードも図面の品質も格段にアップしますよ。ぜひ試してみてくださいね!
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