Jw_cadバージョン7.11について情報をお探しですね。
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Jw_cad 7.11 – 今でも愛用者が多い懐かしのCADソフト
Jw_cad 7.11は、日本で作られた無料の図面作成ソフト(CAD)の古いバージョンです。Windows 7の時代に作られた安定したバージョンで、3D系のソフトとの連携機能や、複数の形式で同時にファイルを保存できる便利な機能が特徴です。最新のパソコンで使うには少し注意が必要ですが、昔のプロジェクトを開き直したり、古いシステムと連携したりする時には、とても頼りになるソフトとして価値があります。
Jw_cad 7.11ってどんなソフト?
Jw_cad 7.11は2012年2月にリリースされた古いバージョンで、Windows 2000からWindows 7までのパソコンで動くように作られています。開発したのは清水治郎さんと田中善文さんという方々です。ファイルサイズは約8MBと軽量で、無料で使えるのが大きな魅力です。商売でも個人でも自由に使えます。
現在の最新版は10系になっていますが、7.11は昔のプロジェクトファイルを開いたり、古いソフトとの互換性が必要な時、勉強や検証用途などで「昔の資産を活用する」ための重要な役割を果たしています。
7.11で便利になった3D連携機能
7.11の一番の特徴は、出力機能が大幅に強化されたことです。DXF形式と3DS形式という2つの異なるファイル形式を同時に保存できるようになり、2D図面から3D用のデータまでを一度の操作で作れるようになりました。
また、SPEEDビューワーという3Dソフトからデータを受け取って、それをDXF形式で保存することも可能になりました。これにより、SPEED系のソフトで作った3Dデータを、他のCADソフトやBIM、積算ソフトなどに渡す「橋渡し役」としてJw_cadを活用できるようになりました。
古いシステムでは「DXFしか読めない」「3Dは3DSなら大丈夫」といった制約がまだまだ現場にあります。7.11の同時出力機能は、そんな現場の実情に合わせた実用的な機能と言えるでしょう。
SPEEDデータとの連携で作業効率アップ
SPEEDフォーマットの読み込み機能は7.10で追加されましたが、7.11では必要なビューワー(view_speed.exe)が最初から含まれるようになり、使いやすくなりました。
SPEEDビューワーで3Dデータを取り込み、Jw_cadで2D編集や注釈を加えて、最終的にDXF/3DS形式で納品・共有するという一連の流れが、スムーズに行えるのが強みです。キーボードの[57]を押すだけで読み込み機能を呼び出せる設定もあり、作業の効率化につながります。
また、印刷時に使える「&Fn(n=1~9)」という機能も追加されました。これは図面ファイルが保存されているフォルダの名前を自動で参照できる機能で、図面の表題欄にプロジェクト名やバージョン情報を自動で入れることができます。ファイル管理と連動した図面作成ができるので、手間を省けて便利です。
インストール方法と安全に使うためのポイント
配布ファイルは自己解凍形式になっていて、実行するとインストール先を聞かれます(初期設定はC:\jww)。解凍が終わると自動でセットアップが始まり、スタートメニューにショートカットが作られます。アンインストールは、スタートメニューの専用項目かコントロールパネルから行えます。
無料ソフトなのでお金はかかりませんが、著作権は作者にあり、勝手に改造して配布することなどは禁止されています。
古いバージョンなので、セキュリティ面や最新OSでの動作保証はありません。ダウンロード元が正しいかの確認、配布案内に書かれているMD5値での整合性チェック、仮想環境や互換モードでの試験運用など、リスクを抑えた方法で導入することをお勧めします。
普段の作業には最新の10系を使い、互換性が必要な場面では7.11を使うという使い分けが現実的でしょう。
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