Jw_cadをWindows7で使う方法をお探しですね。
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Windows 7でJw_cadを使い続けるための実践ガイド
建築や設備の現場で愛用されているJw_cad。Windows 7で使い続けたい、昔の図面をもう一度見たいという方も多いのではないでしょうか。ここでは、Windows 7環境でJw_cadを安全に使うコツから、困ったときの対処法、将来への備えまで、わかりやすく解説します。
Windows 7でJw_cadを使う前に知っておきたいこと
Jw_cadは動作が軽く、操作も覚えやすいため、建築関係の仕事で重宝されている2D CADソフトです。Windows 7でも普通に動きますが、一つだけ大きな問題があります。それは、Windows 7自体のサポートがすでに終了していることです。
つまり、セキュリティの更新ができないため、ウイルスなどの危険にさらされやすくなっています。そこで、以下の点に注意して使いましょう:
– インターネット接続は必要最小限に
– 管理者権限ではなく、一般ユーザー権限で使用
– 怪しいファイルやUSBメモリは使わない
– Jw_cadはProgram Filesではなく、ユーザーフォルダにインストール
また、フォントや線の種類、図面記号などの設定は最初にきちんと整えておきましょう。プリンターのドライバーも新しいものにしておくと、印刷で失敗することが少なくなります。
快適に使うための設定のコツ
インストールと初期設定
Jw_cadをインストールするときは、職場で実績のある安定したバージョンを選びましょう。最初だけ管理者権限で起動して、必要な設定を済ませておくとスムーズです。
画面表示を見やすくする
「文字がぼやける」「線がはっきりしない」という場合は、以下を試してみてください:
– WindowsのDPI設定を調整
– ClearTypeの設定を変更
– Jw_cad側の線幅表示やカーソルサイズを調整
ノートパソコンで作業する場合は、画面が小さくて作業しにくいことがあります。外部モニターを接続して、フルHD以上の解像度で使うと格段に楽になります。
作業効率を上げる設定
– マウスの中ボタンで画面移動、ホイールで拡大縮小
– グリッドやスナップ機能を適切に設定
– よく使う機能にショートカットキーを割り当て
– ファイルの関連付けで.jwwファイルをダブルクリックで開けるように
よくある困りごとと解決方法
Windows 7でJw_cadを使っていると、主に3つの問題が起こりがちです。
1. 文字化け
他の人から受け取った図面で文字が変になってしまう場合は、フォントが足りないことが原因です。必要なフォントをインストールするか、代替フォントを設定しましょう。図面を渡すときは、相手が同じフォントを持っているか確認しておくと安心です。
2. 印刷がずれる
図面を印刷したら位置がずれていた、というトラブルもよくあります。これは主にプリンターの設定が原因です:
– 図面の縮尺を100%に固定
– 用紙サイズと余白を明確に設定
– プリンタードライバーを最新版に更新
3. 突然終了してしまう
Jw_cadが急に終了してしまう場合は、他のソフトとの相性問題や、図面ファイルの破損が考えられます。対策として:
– 常駐ソフトを一時的に停止
– 自動保存の間隔を短くする
– 問題のある図面はDXF形式で保存し直す
図面を見るだけなら専用ビューアも便利
編集の必要がなく、図面を確認するだけなら、多形式対応のビューアソフトも選択肢の一つです。例えば「Universal File Viewer」は、CAD図面だけでなく、Word、Excel、PDF、画像など数百種類のファイルを開くことができます。7日間の無料お試し期間もあるので、使い勝手を確認してから導入できます。
安全に使い続けるための工夫
Windows 7を業務で使い続ける場合は、セキュリティ対策が重要です:
基本的な対策
– ネットワークから切り離す(オフライン環境)
– USB機器の持ち込みを制限
– バックアップを複数の場所に保存
– 必要最小限の権限で運用
仮想環境の活用
物理的なパソコンでWindows 7を使い続けるのが難しい場合は、仮想環境という手もあります。新しいパソコン上に仮想的なWindows 7環境を作り、そこでJw_cadを動かす方法です。この場合、画面解像度の設定をしっかり行うことで、快適に作業できます。
将来への備え:新しいWindowsへの移行
いずれはWindows 10や11への移行を検討することになるでしょう。その際に備えて、今から準備しておきたいことがあります:
移行時に持ち込むもの
– Jw_cadの設定ファイル
– カスタマイズした線種や記号
– よく使うフォント
– 印刷設定
移行後の確認作業
新しい環境でJw_cadを使い始めたら、まず印刷テストを行いましょう。設定が正しく引き継がれているか、図面が正しく表示・印刷されるかを確認します。
多形式ビューアの併用
新しい環境にも多形式対応のビューアを入れておくと、CADソフトがインストールされていない部署でも図面を確認できるため、コミュニケーションがスムーズになります。
まとめ
Windows 7でJw_cadを使い続けることは可能ですが、セキュリティ面での注意が必要です。適切な対策を取りながら現在の環境を維持し、同時に将来の移行計画も立てておくことが大切です。安全性、作業効率、互換性の3つのバランスを取りながら、段階的に新しい環境への移行を進めていくのが現実的な選択といえるでしょう。
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