JWWからPDFに一括変換する方法をお探しですね。

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JWWファイルをまとめてPDFに変換する方法

図面をPDFにまとめて出力したいとき、JWWファイルを1枚ずつ開いて印刷していたら時間がかかって仕方ありませんよね。実は、Jw_cadには「連続印刷」という便利な機能があります。さらに、PDFプリンターや専用ツールを上手に使えば、効率よく一括でPDF変換ができるんです。

今回は、標準機能を使った基本的な方法から、外部ツールの活用法、そして失敗しないための設定のコツまで、実際の作業で役立つ情報をまとめて紹介します。

まずは基本を理解しよう

最初に知っておきたいのは、Jw_cadの「ファイル一括変換」は主にDXFなどの図面形式への変換で、PDFは”印刷”として扱われるということです。つまり、PDF化するには「Adobe PDF」や「doPDF」などのPDFプリンターを使って、連続で印刷する方法が基本になります。

残念ながら、Jw_cadをまったく起動せずにJWWファイルを直接PDF化するのは、専用のソフトがないと難しいのが現状です。

作業をスムーズに進めるコツは:
– 変換したいファイルを1つのフォルダにまとめる
– 用紙サイズ・向き・縮尺を事前にそろえる
– 印刷範囲を用紙枠内にきちんと収める

この基本を守れば、標準機能でも十分実用的な一括変換ができます。

Jw_cadの連続印刷でPDF化してみよう

実際の手順を見ていきましょう。

ステップ1:印刷設定を準備

1. 対象のJWWファイルを1つ開く
2. ファイル→印刷(または印刷ボタン)を選択
3. プリンターで「Adobe PDF」や「doPDF」などを選ぶ
4. 用紙サイズと向きを設定

ステップ2:印刷範囲を調整

1. 設定→基本設定→一般(1)で「用紙枠を表示」をオンにする
2. 赤い印刷範囲が用紙枠内に収まるよう、範囲や縮尺を調整

ステップ3:連続印刷を実行

1. コントロールバーの「出力方法設定」から「ファイル連続印刷」を選択
2. 変換したいJWWファイルを複数選択
3. 実行すると、順番に印刷が流れてPDFが作られる

重要なポイント:PDFプリンターの設定

ここが一番大切です!Adobe PDFを使う場合は:
– ファイル名の自動保存を有効にする
– 保存先フォルダを指定する
– 上書き確認を無効にする

これらを設定しておくと、毎回ファイル名を入力する手間が省けて、本当の意味でのバッチ処理になります。

専用ツールを使ってもっと便利に

「Jw_cadを開かずに一括変換したい」「複数のPDFを自動で1つにまとめたい」という場合は、専用ツールがおすすめです。

JWtoPDF系のツール

– JWWファイルをまとめてPDF化できる
– 複数のPDFを自動で結合する機能もある
– フォルダを指定するだけの簡単操作
– 解像度や線幅なども一括で設定可能

その他の選択肢

– 無料のPDFプリンター(doPDFなど):基本的な変換には十分
– Adobe Acrobat:連続印刷後に「ファイルを結合」で後処理
– 有償ツール:より高機能なバッチ処理や自動結合が可能

図面の枚数が多い現場ほど、専用ツールの効果を実感できるでしょう。

失敗しないための設定のコツ

よくあるトラブルとその対策をまとめました。

印刷範囲の問題

– **対策**:用紙枠表示を常にオンにして、必ず枠内に収める
– 用紙サイズ・向き・縮尺は事前に統一する

線の太さの問題

– **現象**:PDFで線が太くなりすぎる
– **対策**:試し刷りで最適な線幅に調整する

文字化けの問題

– **現象**:フォントが置き換わって見た目が変わる
– **対策**:TrueTypeフォントの埋め込みを有効にする

複数図面が1ファイルにある場合

標準の連続印刷では、各ファイルの現在の印刷設定で動作するため、同一ファイル内の複数図面を自動で切り替えることはできません。

**対策方法**:
– 図面ごとにファイルを分ける
– 図枠基準で用紙ごとに複製配置する
– 外部ツールでページ化・結合に対応する

まとめ

JWWファイルのPDF一括変換は、Jw_cadの「ファイル一括変換」とは別の機能だということを理解しておきましょう。基本的な流れは「フォルダ整理→印刷設定→連続印刷→(必要に応じて結合)」です。

PDFプリンターの自動保存設定をきちんと行えば、手間をかけずに効率的な変換作業ができます。チーム内で作業手順を共有しておけば、誰でも同じクオリティで作業できるようになりますよ。

最初は設定が少し面倒に感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば作業効率が格段にアップします。ぜひ試してみてください!

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