Jw_cadの図形データの使い方をお探しですね。
広告
Jw_cadで作業をもっと楽にする「図形データ」の使い方
Jw_cadで図面を描いていると、同じ記号や部品を何度も描くことがありますよね。扉のマークや設備の記号、ボルトの形など、毎回一から描くのは時間がもったいない!そんなときに便利なのが「図形データ」です。
図形データは、よく使うパーツを部品として保存しておける機能。一度作っておけば、どの図面でも簡単に呼び出して使えます。しかも他のパソコンでも使えるので、チーム全体で共有することもできるんです。
図形データって何?どんなファイル?
図形データは、扉のマークや設備記号、ボルト、表題欄といった「よく使う部品」を1つのかたまりとして保存したファイルです。ファイルの拡張子は「.jwk」や「.jws」になります。
普通の図面ファイル(.jww)とは別物で、図面が「建物全体の設計図」だとすると、図形データは「部品カタログ」のようなものです。
使うときは図形コマンドから選ぶだけ。配置するときに回転させたり、大きさを変えたり、左右反転させたりもできるので、とても便利です。
フォルダで整理しておくと、「建築用」「機械用」「電気用」といった分野ごとに分けて管理できます。ただし、パソコンの設定(フォントや色の設定)によって見た目が変わることもあるので、チームで使うときは設定を合わせておくと安心です。
図形を登録するコツ
図形の登録はとても簡単。使い回したい部分を選択して、図形登録を実行し、名前と基準点を決めるだけです。
でも、ちょっとしたコツを知っているかどうかで、使いやすさが大きく変わります。
**1. 基準点をよく考える**
壁の中心線や取付の中心など、「他の図形と合わせやすい点」を基準点にしましょう。こうすることで、配置した後の位置調整がほとんど不要になります。
**2. 大きさは1/1で作る**
図形は実寸(1/1)で作っておいて、配置するときに図面の縮尺に合わせて調整するのがおすすめ。こうすれば混乱しません。
**3. 名前とフォルダをルール化**
「ARC_扉_0810.jwk」のように、分かりやすい名前を付けましょう。フォルダも「建築」「設備」などに分けて整理すると、後で探すのが楽になります。
よく変更される図形は、「版」を付けて管理するのも大切。新しく作った図形は、いきなり本番で使わず、「テスト用」フォルダで試してから正式に登録すると失敗が少なくなります。
他のパソコンでも使いたい!共有とバックアップ
図形ファイルは、そのままコピーするだけで他のパソコンでも使えます。USBメモリやクラウドストレージなど、好きな方法でファイルを移動させましょう。
移動先のパソコンでは、図形コマンドでファイルの場所を指定するだけ。すぐに使い始められます。
**おすすめの管理方法**
– 共通で使う図形:みんなで共有するフォルダに保存
– 個人用の図形:自分のパソコンの個人フォルダに保存
バックアップは定期的にフォルダごと圧縮保存しておきましょう。パソコンを買い替えるときも、丸ごと復元できて安心です。
保存場所は「ドキュメント」フォルダの中がおすすめ。権限の問題でトラブルになることが少ないです。
他のCADデータを図形として活用する方法
すでに持っているCADデータも、図形として活用できます。Jw_cadはDXFやSXFといった他のCAD形式も開けるので、必要な部分を取り出して図形として登録すればOKです。
**PDFから図形を作る場合**
PDFには2種類あります:
– **ベクタPDF**(拡大してもきれい):専用ツールでCAD形式に変換してから取り込む
– **ラスタPDF**(スキャンしたもの):画像として貼り付けて、上からなぞって図形を作る
どちらの場合も、最後は配置しやすいように基準点や大きさを整えてから図形登録しましょう。
こうやって「取り込み→整理→図形化」を繰り返していけば、自分たちの仕事にピッタリの部品ライブラリができあがります。最初は少し手間ですが、一度作ってしまえば作図スピードがぐんと上がりますよ!
広告