Jw_cadで変換に伴う文字化けの対処法をお探しですね。
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JWWやJw_cadで図面変換後に文字化けする時の解決方法
DRA-CADやDXFファイルからJWWに変換した時、文字が「□」になったり、1文字だけ表示されたり、縦書きが横書きになったりすることありませんか?この「変換後の文字化け」には実はいくつかの原因があります。
今回は、よくある症状と現場ですぐに使える解決方法をわかりやすくまとめました。
まず症状を整理してみよう
文字化けには大きく2つのパターンがあります。
**1. 表示だけがおかしいパターン**
– 画面では文字化けしているけど、印刷すると正常
– 1文字しか表示されない
– 縦書きが横書きになる
– 文字の間隔がおかしい
**2. データ自体が正しく読み込めないパターン**
– DXFのバージョンが新しすぎる(Jw_cadが対応していない)
– 文字コードが合わない(UTF-8とShift-JISの違いなど)
– フォントが対応していない
どちらのパターンかを見極めることで、効率よく解決できます。
DRA-CAD→JWW変換後の対処法
DRA-CADからJWWに変換したファイルをJw_cadで開いた時、印刷は正常なのに画面表示だけがおかしい場合の対処法です。
1. Direct2Dの設定を変更する
Jw_cad Ver.8をお使いの場合:
1. メニューバーの「表示」をクリック
2. 「Direct2D」のチェックを外す
3. 画面を再描画して確認
これだけで1文字化や縦横の問題が解消することが多いです。
2. 文字設定を調整する
1. 「設定」→「基本設定」→「文字」タブを開く
2. 「既に作図されている文字サイズも変更する」にチェック
3. 文字の「間隔」項目をすべて0にする
4. OKをクリック
変換元で設定された微妙な文字間隔が、Jw_cadで大きく表示されるのを防げます。
3. フォントを確認する
必要に応じて、標準的な日本語フォント(MSゴシックなど)に置き換えてみてください。
DXF→JWW変換での文字化け対策
DXFファイルをJw_cadで開く時の文字化けは、主に3つの原因があります。
1. DXFのバージョンが新しすぎる場合
Jw_cadが安定して読み込めるのは「R12」まで。確認方法:
1. DXFファイルをメモ帳で開く
2. 先頭に「AC1032」(2018年版)や「AC1027」(2013年版)と書いてあったら新しすぎ
**対処法:**
– 送信元に「DXF R12(ASCII形式)」で再出力してもらう
– 変換サービスや他のCADでR12形式に変換する
2. 文字コードが合わない場合
UTF-8で保存されたDXFは文字化けします。
**対処法:**
1. DXFファイルをメモ帳で開く
2. 「名前を付けて保存」を選択
3. 文字コードを「ANSI」または「Shift-JIS」に変更
4. 上書き保存(※必ずバックアップを取ってから)
5. Jw_cadで改めて読み込む
3. フォントが対応していない場合
AutoCAD系のSHXフォントが指定されていると、Jw_cadで正しく表示されないことがあります。
**対処法:**
– 変換時にTrueTypeフォント(MSゴシックなど)に置き換える
– Jw_cad側で標準フォントに設定し直す
今後同じ問題を防ぐための運用ルール
定期的にデータのやり取りがある場合は、相手先と次のルールを決めておくと便利です:
データ作成時のルール
– DXFは「R12(ASCII形式)」で出力
– 日本語は「Shift-JIS」で保存
– フォントは標準的なTrueType(MSゴシックなど)を使用
– 文字間隔は基本的に0に設定
受け取った後のチェック手順
1. DXFファイルをメモ帳で開いてバージョン確認
2. 必要に応じてR12形式やJWW形式に変換
3. Jw_cadのDirect2D設定を確認
4. 文字設定で間隔を0、既存文字サイズ変更をONに
5. 見出しや縦書き部分を目視確認
緊急時の対処法
– オンラインのCAD変換サービスを活用
– DXF→JWWや旧バージョンDXFへの変換サービスを使用
チーム運用のコツ
– Jw_cadは最新の安定版を使用
– 表示設定をチーム内で統一
– よく使う設定はプロファイルとして保存
これらの方法を試せば、文字化けの多くは解決できるはずです。まずは症状を見極めて、該当する対処法から試してみてください。
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