ユニットバスのパース図の活用法をお探しですね。
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ユニットバスのパース図を上手に活用しよう
ユニットバスの「パース図」って聞いたことありますか?これは、お風呂の完成予想図を立体的に描いた図面のことです。普通の設計図だと寸法や記号ばかりでイメージしにくいですが、パース図なら実際のお風呂がどんな感じになるかが一目でわかります。新築やリフォームを考えているとき、家族みんなでお風呂の仕上がりを確認したり、工事業者さんと打ち合わせしたりするのにとても便利なんです。パース図をうまく使えば、「あれ?思っていたのと違う…」なんて失敗を防げますよ。
パース図で何がわかるの?
パース図は、浴槽や洗い場、壁、天井、ドア、棚、鏡、照明、シャワーなどを実際に見えるような角度で描いた図です。普通の設計図が正確な寸法を伝えるのに対して、パース図は「実際の空間の雰囲気」を教えてくれるのが特徴です。
ユニットバスは決まったサイズ(1216サイズ、1317サイズなど)の中に設備を配置するので、どの色を選んでどこに何を置くかがとても大切になります。パース図があれば、アクセント壁の見え方、浴槽の大きさ、照明の明るさ、鏡の位置なんかも事前にチェックできます。
さらに、家族それぞれの目線の高さで見たときの感じや、お風呂での動きやすさも想像しやすくなります。小さなお子さんがいる家庭や、介助が必要な方がいる場合の使いやすさも、みんなで話し合いやすくなりますね。
パース図はどうやって作るの?
パース図を作るときは、まず正確な寸法を測ることから始めます。今のお風呂や新しく作る場所のサイズ、天井の高さ、配管の位置などを確認して、選んだユニットバスがちゃんと入るかどうかをチェックします。
その後、どの角度から見た図にするかを決めて(入り口から見た感じ、洗い場から見た感じなど)、ドアの開き方、カウンターの奥行き、シャワーの位置、手すりの場所などを描いていきます。
手で描いたスケッチでも十分伝わりますが、パソコンの3D設計ソフトを使うと、もっとリアルで分かりやすい図ができます。最近は、ユニットバスのメーカーがインターネット上で簡単にパース図を作れるサービスを提供していることも多いんです。壁の色や浴槽の形、照明などを選ぶだけで、すぐにCG画像ができて、だいたいの値段も分かるようになっています。
どの方法で作るにしても、実際の寸法や現場の条件(配管の位置、点検口の場所など)をしっかり反映させることが大切です。
パース図でチェックしたいポイント
パース図ができたら、「安全性」「掃除のしやすさ」「使いやすさ」「見た目」の順番でチェックしていきましょう。
**安全性のチェック**
– 出入り口に段差はないか、十分な幅があるか
– 洗い場で体を洗うときに十分なスペースがあるか
– ドアと蛇口や手すりがぶつからないか
– カウンターや棚の角が頭に当たらないか
– シャワーの水がちゃんと排水口に流れるか
**手すりや設備の位置**
手すりは事前に下地を作っておく必要があるので、握りやすい高さと浴槽の高さの関係をパース図でよく確認しましょう。
**照明と鏡**
照明がまぶしすぎないか、鏡に変な映り込みがないか、壁がテカテカ光って見えないかもチェックポイントです。
**換気と点検口**
換気扇や点検口は、後々のメンテナンスがしやすい場所にあるかも確認しておきましょう。
**窓がある場合**
ブラインドやカーテンが邪魔にならないか、外から見えないか、結露しやすくないかも考えておきます。
**色とデザイン**
アクセント壁は入り口から見て印象的な場所に配置し、タオルや収納との色のバランスも整えます。お掃除しやすい素材かどうかも、パース図を見ながら話し合っておくと良いですね。
みんなで話し合うときのコツ
提案するときは、「A案:落ち着いた色合い」「B案:明るい色合い」のように、雰囲気と予算の違いが分かりやすい比較パース図を用意すると良いでしょう。
パース図には大切なポイント(手すりの高さ、ドアの開き方、照明の位置など)を書き込んで、設計図や仕様書も一緒に見てもらうと、誤解が少なくなります。
メーカーのオプションが本当に組み合わせられるかどうか、サイズに制限がないかは、必ず最新のカタログで確認しましょう。インターネットのプランナーで作った画像は参考程度に考えて、「実物とは色味が違う場合があります」「工事の都合で変更になる可能性があります」と伝えておくと安心です。
現場の寸法を測り直した後はパース図も更新して、電気工事、配管工事、換気工事の業者さんにも見てもらいましょう。最終的に決まった内容は日付を入れて保存しておくと、工事中や完成後の確認にも役立ちます。
パース図を上手に活用して、理想のお風呂を実現してくださいね!
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